ビンテージ・ラブ
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ビンテージ・ラブ

ルーシー・ゴードン/荻丸雅子

すれ違いばかり……だが不信感あり(怒)

ネタバレ
2018年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローのルーク と ヒロインのピパ は11年前にロンドンで知り合いました。ルークはビザの関係でアメリカに帰り その後 ピパは妊娠がわかり 女の子を出産、シングルマザーとして そして 下宿屋の女主人として頑張っています。11年間 恋人を作る余裕もありません👛片や ルークは11年間 養育費を払い続けるも ロンドンに来ることもなく 明るいカリフォルニアの空の下 事業も成功し プレイボーイ?を気取った能天気?な生活を送っています。しかし ピパは長年の苦労の為か 心臓手術が必要な状態です😩 万が一の時 娘を「父親」であるルークに託せるかを確かめる為に (ピパ自身がルークに会いたかった〰)手術直前、娘とともアメリカに渡ります✈ ルークの家に行くと 案の定 女性と「お楽しみ」の様子。 あわてて女性を追い出します←←必死の思いで 渡米したピパとは対照的です(怒)結局自分の渡米の理由を話せないまま ピパは1週間の休暇を終え帰国しようとする時に ルークはやっと11年間の自分を反省?し 帰国日程を延長させて、ピパに正式にプロポーズするつもりになりました(今さらかい!) でも ピッパの状態を熟知しているピパの叔父が アメリカまでピパを迎えに来て 強引に帰国させます←←手術2日前 私でも叔父と同じ行動をしますね‼ この時 ルークが慌てて電話した時に 叔父の口から出た罵倒の言葉は酷いですが 的を射ています♐♐ 勿論 ハッピーエンドを迎えます❤
しかし 私には徹頭徹尾ルークに 不信感があります。11年前のロンドンでの修行中の時 ピパの妊娠を知った時 ピッパが心臓疾患を抱えて渡米した時 全てが他人事 無責任 無節操に思えます。結婚するつもりもなく 女性と遊び回っている時間があるなら いくらでも渡英し ピパ達に会えたはずです💢ピパの必死な気持ち しっかりした娘 言葉はキツいがピッパ思いの叔父 なにより ここまで感情移入ができる作品に仕上げて下さった菊丸雅子先生 の為に ☆5個です。
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