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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • おやすみプンプン

    浅野いにお

    敏感で素直な人を敏感で素直まま描いた傑作
    2020年2月29日
    あえて主人公をプンプンと言うマスコットに置き換える事によって日常描写の冗長さや陰鬱な場面にテンポを与える表現が非常に素晴らしい。更にはそのマスコット化自体が後半には別の意味を持ち始める構成も巧。
    またマスコットによる効果として、そこに主人公がありながらもその存在が不透明な為、感情移入の妨げが一切ない。
    主人公は若干HSS型HSPの具合があり、具体的には自らを傷付けるほどの感受性の高さを持っていて、その上当人が非常に素直だから、その事による優しさや痛みを若さと言うフィルターを通して受けていく。同じ性質の人間が見れば強い共感を覚え、同時に彼を通して読者の側でも同じ傷を負ってしまうでしょう。
    しかし作者が意図してなのか、自己投影にも近い感覚を覚えてから、その意識が急に勝手に暴走し始めると言う展開には目を伏せたくても伏せられないものがあります。
    葛藤しながら生きている大学生に読んで欲しい傑作です。
  • 首無の如き祟るもの

    三津田信三

    シリーズ頂点にしてホラーミステリの頂点
    2019年10月28日
    本格ミステリを主体としたホラー作品は数あれど、これはその中で恐らく最高峰と呼べる傑作です。構成の形態が独特で、読みづらさはかなりあると思いますが、それでもなお最後まで読み切った時に後悔させるような出来ではありません。様々なホラーミステリを読んできましたが、その両方が最高レベルの形で成り立っているバランスが不思議でならない。
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  • ロシア紅茶の謎

    有栖川有栖

    本格ミステリの傑作短編
    2019年10月28日
    収録される表題作、スイス時計の謎。この1編だけで本作の評価は余りにも高いものとなっています。余りにも緻密に練られた論理は、ミステリ読みだけでなく初心者でも唸ることは間違いありません。トリックやどんでん返しで驚かせる作品ではありませんが、単純で複雑なロジックは構成美、創作美、人工美などと言った言葉が相応しいでしょう。
  • それでも町は廻っている

    石黒正数

    ゆるく精錬された傑作
    2019年10月17日
    ドラえもんは言わずと知れた傑作です。あれはSFを土台としながら日常を描いた日本史上最高のSF作品でしょう。
    そしてそのそれ町は、「ミステリ版ドラえもん」の名を冠するに相応しい作品です。
    軽いミステリファンも、本格派推理小説が大好きな方も楽しめる内容であるのは間違いありません。
    多くはありませんが、本格派のようなロジックを使った話もあります。
    楽しめると断言したのは何も本格派的物語があると言うにわけではありません。
    ちょっと頭は回らないものの、「本格推理ファン」にあるあるな考え方や行動を取る主人公が面白くて可愛いのです。
    見事に謎を解決する回があれば、無駄にミステリ的に考えて空回る回もあり、ミステリ読みには「やっちゃうんだよなあ〜」と苦笑してしまう行動や思考が本当に的確です。
    本格推理好きな方は特に、どうか1巻目だけでも読んでみてほしい。
    どうぞよろしくお願いします。
  • 悠木碧フォトブック プラネタルミナスsupernova【電子版特典付】

    悠木碧

    魅力詰まった写真集
    2019年10月14日
    購入を悩んでいるのなら、決して後悔はしないのは間違いありません
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  • 悠木碧写真集 あやかし【電子版特典付】

    悠木碧

    言葉も不要
    2019年10月14日
    ファンなら兎に角買うべし
    すれば、素晴らしさは伝わるでしょう
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