このレビューはネタバレを含みます▼
世界中から良家の子息が集う、寄宿学校を舞台にした吸血鬼×人間のファンタジーBL。
攻めは上巻表紙、金髪のジーン。生徒会長。実は吸血鬼であることを隠している。
受けは下巻表紙、黒髪の雪。勤勉で冷静な性格だが、とてもまっすぐな人物。つまり、平たく述べるとツンデレです。
さて、物語は、同級生のアウラが何者かに襲われ、その首にはまるで吸血鬼に噛まれたような奇妙な跡があり騒動になるところから幕を開けます。同級生たちの反応は様々で、吸血鬼は実在するのかも、と興味津々のマリウス。一方、吸血鬼は昔絵本で読んだ、とバカにするパベル。
吸血鬼騒動で揺れる寄宿学校で、未成熟な少年たちの愛と秘密がどうなっていくのか、ぜひ見守ってほしい。(面白かったので、みんな読んでほしい)
ところで、シーモアさんはページ数の表示がありませんが、上下巻ともにそれぞれ200ページを超えています。ボリュームたっぷりで読み応えのある作品でした。ストーリーも面白いので、詳細なネタバレはご覧にならずに読んでほしい作品です。