このレビューはネタバレを含みます▼
夜中に目覚めてなかなか寝られず、漫画でも読むかぁ…って選んでて表紙に惹かれ、そう言えばこのタイトル(広告で)聞き覚えあるなぁ…位の気持ちで試し読み。そのまま即買い！
オメガバはあまり好きではなかったのですが、これはストーリーがしっかりしている分、オメガバの賛否云々について全く疑問に思わず最後まで一気に読んでしまい、繰り返し読み直し、結局紙本まで購入してしまいました。
もともと年下攻め好きですが、ショタまでは…と思ってたのに、必要に迫られて大人びてしまっているハーリドが、子供っぽさとのアンバランスの中でも必死にイリヤにアプローチするところにキュンキュン。
でも、ヒートを見てしまった後、さすがに半年も会わなかったのはちょっと…??と思ってましたが、読み直して納得。ハーリド、一目惚れだった上に、その時既に子供ながらに「その肌に触れたい」と思ってしまっていたんですね。寝ている時にキスしてしまい、そのせいでヒートを起こし(本来不本意なハズなのに)自分を求めて来るイリヤに対し、自己嫌悪に陥っていたのでしょうし、イリヤを本当の意味で大事にするっていうのがどういうことか、子供ながらに真剣に悩んだのでしょう。だからこその旅立ち前の、(既に婚姻はしているのに)きちんとしたプロポーズだったし、大人になって再会した後も、ヒートに乗じて番うのはイリヤの尊厳を損なう、と考えてのエッチ回避だったのかなと。もちろん、戦闘状態下でイリヤを妊娠させられない、との思いもあったでしょうし。何にしろ、ハーリド格好良過ぎる。
もちろんイリヤの美しさ、聡明さ、気高さ、強さ、儚さ等が随所に滲み出ていて、主人公二人がとにかく魅力的。脇のスゥヤもタルジュも良いし、チェンも興味深い。極上のストーリー＆絵柄でした。ホント、映画みたい。私は後半の作画が雑っていう点は全く気にならず、読み直しているうちに、皆さんが言ってるのはこういう所ね、と気付いた程度。続編決定と知り、大喜びで待機してます！ 次もまた電子＆紙で買ってしまいそう…。
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