このレビューはネタバレを含みます▼
40ページでここまで余韻が残った作品は初めてです。プロパガンダ用の写真を撮るために、最初はただ男前で目を引いた志津摩くんに声をかけたことをきっかけにしてどんどん志津摩くんに溺れいき、最後は仕事の内ではなく志津摩くんの想い人であるやぎくんを探すことに執着していく、、そんな本来仕事人間だった淀野さんの豹変っぷりが狂気的で最高でした。濡れ場のシーンも野生的で戦場が舞台ということもあり今まで見たどんな作品よりも生命力溢れる生々しい感じがしました。いくつも空で消えていった命の中で残されたものの消えない愛情や憎しみなどがひしひしと読み取れる臨場感溢れる作品です。そして志津摩くんがとにかくかわいい、!うちに秘めたやぎくんへの想いを淀野さんに打ち明けるシーンの素直な真っ直ぐな目はやられます。個人的にやぎくんと志津摩くんの関係性が気になりすぎるので淀野さんには早く見つけてほしいですね。続きが楽しみで仕方ないです!