このレビューはネタバレを含みます▼
絵や作風が古くても面白いマンガはたくさなりますが、これはただ古く面白くないものです。
また、作者は女性に対して何らかの悪意かトラウマがあるんだろうなと感じるレベルで女性がただの馬鹿として描かれています。
あ、エロくもないですよ。
あとティッシュの意味もただ読者に放り投げられるだけで考える気にもなりません。
「闇金ウシジマくん」や「ミュージアム」など重めのクライム・サスペンスやサスペンスを読んだことがある方は触れなくていいと思います。
好評の方もいらっしゃるようですが、そんな人が上記作品を読んだらショックでティッシュになるんじゃないですかね。
これを楽しめるのは40~60代で今までマンガやサスペンスに触れたことがない人。
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●あらすじ
表紙の女の子が主人公。
その母が再婚したところからはじまります。
再婚相手の息子、主人公からすれば義兄が変態。
変態に皆が振り回されるよ!大変だね!
というコメディ
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■問題点1
登場する女性がひたすら稚拙で頭も回らない。
唯一思考しているのは主人公のみ。ただしこれも弱い。
なにかあれば「イヤァ~~!!!」「キャァ~~~~!!!」としつこく小さな母音を付けて叫ぶ(笑いどころ
取ってつけたように水商売が絡んでくる、ただしそこの女性達も「過去に色々あった系」なだけで語られることはない。故に重さが生まれない。
ミステリーやサスペンスは何が面白いかといえば登場人物が思考を繰り返していく様や、それに伴うハラハラ感、解決時のアハ体験などあると思います。
ただ、前述したように思考する人物が少なく、していても浅いだけなので山場なんだろうなという展開が起きても「勝手に起きて勝手に収束していく」だけです。
そのため推理や反撃、解決などへったくれもありません。
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■問題点2
義兄の動機が不明慮。
この父ならこんな感じなんだろうなと察しがつくような点がガチの原因です。
「女性経験の無いブ男が初めて身近に女性を感じてテンパる」を極端に大げさにやっているだけで、義兄は美学も持たなければ、方針や計画もありません。
故に、ただ襲ってくるしただネチネチしているだけです。
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他にもいくら歌舞伎町でもパジャマで包帯巻いて松葉杖ついてたら職質されるわwwwとつっこみどころが満載ですが文字数の関係で終わります。