ちゃんけんさん

常人を超えた身体能力を持つ主人公の虎杖悠仁が、友達を助けるために呪いの王 両面宿儺の指を食べてしまい、取り込んでしまう。
虎杖は千年に1度の宿儺の器だった。

祖父の遺言と自分の信念に従い、東京呪術高等専門学校へ入学し、呪術師となる。
地上最強の呪術師である五条悟（女性人気非常に高し。イケメンなのでオススメ）のもとで、仲間と一緒に呪術を学び、呪霊を祓っていく。

これは、夢と希望にあふれた主人公が、仲間と元気に明るく敵を倒す物語ではなく、
紛れもないダークファンタジーです。

緻密に練られた物語の設定がたまに難しいけど、
人の負の思いから生まれたどす黒い呪霊たちとの、命を賭けた戦いがとてもワクワクするし、苦しいし、魅力的です。

大人として色々残念なところが目立つ高校の生物教師ほむらくん（穂村虎太郎先生）と、ほむらくんが大好きな女子高生蓮見さんのお話。
ギャグを交えつつほのぼのした2人の関係が続くのかと思いきや、読み進めるとアレっ、ちょっと切ないぞ…なお話もあり、内容盛りだくさんで大満足の一冊です。
一途な蓮見さんがとても可愛いし、のらりくらりと交わしながら、なんだかんだ言ってとても優しいほむらくんがとても良い！！
よくある先生と生徒の恋愛ものではないのでぜひ読んで見てほしい！