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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 髑髏は闇夜に動き出す サードシーズン

    TETSUO

    勢いで読了してしまった
    ネタバレ
    2021年5月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 3作中これだけ買って読了してしまった…。
    なんだろう、この「読んでしまった」感。
    前2作と異なり、復讐する動機のベクトルが違っているので、読者を選ぶと思います。
    読後の爽快感は、自分が病んでいるからなのか(苦笑)。
    途中「なんでそれを便所に流さんのや!」とツッコミたくなったものの、終盤で見事に小道具にしたことに演出の巧さを感じました。
    惜しむらくはボス格の男の死に様が、もう少し容赦無いものだったらよかったなと思います。あるいは、顔面や性器の破壊が、アイドルや暴行に対する、主人公なりの少女へのはなむけだとすると、喉笛を噛みちぎるというのが、口封じしたこと?へのアレゴリーなんでしょうか。
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  • ゴッドサイダー

    巻来功士

    ベルゼバブ様の存在感
    ネタバレ
    2020年8月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中学生当時、好きで読んでいた漫画です。
    大人になった今になって、テーマは「善悪を超えた愛」だったんだなぁと理解できます。
    今日となっては、悪魔ベールゼブブの登場する漫画は星の数ほどありますが、自分の中では、剛と柔・美と醜の同居する、巻来功士版ベルゼバブを超える存在には巡り会えないです。たった3巻で退場するには惜しいキャラです。
    東西オカルトを下敷きにし、半分くらいは作者の創作のトンデモ設定に見えますが、アッカドのパズズ神妃ラマシュトゥは魔女神リリトと同系の神格だったり、大日如来ヴァイローチャナ"Vairocana"と堕天使ルキフェル"Lucifer"の、"roc"と"luc"は「照光」を意味する同語根の印欧語族だったり、作中の同一視に全く裏付けがないものではなく、しかしながら一切語られることもなく、感慨深いなと、当時思いながら読んでいました(どんな中学生だよ)。
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  • 低俗霊狩り 【完全版】

    奥瀬サキ

    ポエティックなオカルティズム
    ネタバレ
    2020年6月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 四半世紀を経て完結した、フォルネウス編の顛末を知りたくて購入した。
    隠秘学を詩的にかつ多少のウィットを含め漫画化すると、こんな作風になるのではないかと思う。
    画風の変遷はあるが、それをツッコんだら、ホメロスやシェイクスピア、ピカソあたりも壮年と晩年では作風が異なり、彼らにもツッコミを入れなくてはならない。
    旧刊の奥付で作者は、死者の霊に意思はなく、それを見る者の恣意的な解釈により意思があるもののように捉えている、と独自の霊魂感を語っていた。
    魔道書に傾倒する魔人・朔本耶享は悪魔フォルネウスを高位のデーモンと見た。低級霊ハンターの流香魔魅は低位のレギオンと見た。私は、デーモンでもあり、レギオンでもあると見た。悪魔は朔本が大公爵フォルネウスではなく別の名で呼んだとしても、力を与えただろう。
    ストーリー性は「自動人形」「残像」「幽霊電車」が高いが、作者の持ち味が冴えるのは、オムニバス式の短編か。読み物として捉えた場合、プロットは決して古臭いとは感じない。
    作画に偏重し、詩的情緒表現に抵抗がある方にはまったくおすすめできない。
    個人的な感情論としては、偏愛して止まない。
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