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今月(8月1日~8月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~

    伊賀和洋

    自我との葛藤
    2026年3月31日
    入社する経緯や入社してからの人間関係、アシスタントとしての努力や修行など興味深く読みました。さいとう・たかを先生のひととなりも伝わってきます。他の方のレビュー記事にもありましたが、作者は他人に対して非難めいたことはいわないお人柄だと思いました。
    本来なら嫌なやつやそれにまつわる嫌なエピソードもあったはずです。それらを封印して劇画にかける静かな情熱を描いています。
    面白かったのは漫画家として「自分の作品を描きたい」という自我の部分が周りの状況と照らし合わせるようして顔をだす場面です。
    会社に対する義理もある。でも独り立ちしておのれの腕を試したい…その気持ちは表現者ならではの葛藤でしょう。
     この作品のもうひとつの面白さはマンガにおける創作論が展開されるところです。その役割は主に原作者の小池一夫先生が担っていますが、70年代80年代の時代背景として捉える必要がありそうです(なにかと熱かった時代なので)。
     とにかく熱き劇画の時代に触れ駆け抜け、いまも現役の作家である著者のこの作品は歴史的価値も高い秀作といえるのではないでしょうか。