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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ネイキッドカラー

    アマミヤ

    不破さんがとにかく素晴らしい
    ネタバレ
    2025年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 芸術家の不破さん(受)がとにかく色っぽくてかっこよく、存在そのものに心を射抜かれました。

    飄々として自由に生きているのに、人との関わりの中では終始大人の対応をしていて、そのギャップがとても魅力的です。理人の家に連れ込まれた後も、ちゃんと生活費を稼ぐために地道に働いてるところも好感が持てます。
    理人に嫉妬から痕をつけられたり、押し倒されたりしても、不破さんは怒ることも拒むこともなく、余裕のある大人の対応で受け止める。その姿が本当にかっこよくて好きです。けれど理人に「捨てられるかもしれない」不安から何も描けなくなってしまう繊細さもあって。それを決して見せない不破さんがとにかくかっこいい。
    一方の理人もただ自分の執着心を押し付けるのではなく、不破さんの自由を尊重しているのがとてもよかったです。だからこそ不破さんも理人と一緒にいることで安心できて、居心地の良さを感じたんだろうなと思います。不破さんに興味を持たれなくなることを恐れて、肝心な一言を言えない臆病なところも好きですし、そんな理人が所々に見せる「不破さんを自分のものにしたい」という強い執着心からくる行動は、執着攻めの魅力が詰まっていて最高でした。
    ラストの告白シーンでは、不破さんが理人に惹かれた理由や、彼が抱えてきた孤独も丁寧に描かれていて、それがあるからこそ、恋人になった後の二人が本当に幸せそうで最高でした。
    最後に不破さんが花束を贈る演出も、とても素敵なシーンで心に残ります。

    とにかく読後感が本当に良くて、幸せな気持ちになる一冊でした。
    できることなら、この二人の物語をもっともっと読みたいです。
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  • 【単話版】射干玉の夢

    ジヨンヌ

    表紙の先生の色気に惹かれました
    ネタバレ
    2025年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の先生の色気に惹かれ、お試しで読んで二人の関係性に引き込まれ、配信分全て購入しました。

    書けなくなった元天才小説家の干塚先生(受)と、その弟子で年下の才能あふれる弟子の霧島くん(攻)のお話です。
    表向きは厳しく対応する先生と、柔らかな雰囲気で周囲の評価も高い弟子という関係ですが、裏では支配的な弟子に逆らえない先生という構図が非常に刺さりました。

    干塚先生は気難しく退廃的で美しくもありながら、強いコンプレックスを抱えていて「自分は何もできない」と泣く姿が儚くて可愛いです。それでいて弟子を「クソガキ」と呼ぶ口の悪さもあり、そのギャップがとても好きです。
    一方の弟子の霧島くんは、他人の前では好青年ですが、先生と二人きりになったときに歪んだ執着や腹黒さが露になるのがとても良いです。特に先生への執着心を剥き出しにするシーンは毎回狂気を感じさせてとても好きです。今のところ、ほぼほぼ先生を拘束してから関係を持つ流れになっているのが、霧島くんの執着の闇深さが伝わってきてたまりません。

    絵も本当に美しく、繊細で色気があって、その薄暗く湿度が高い空気感が丁寧に描写されていて、何度も読み返しています。二人の関係性も丁寧に描写されており、二人の過去や今後の展開がとても楽しみです。

    買った後に「自分はハッピーエンド派だったな」と思い出したのですが、とにかく二人の関係が素晴らしいので、どうにか良い感じの終着点に落ち着くとよいなぁと思っております。