このレビューはネタバレを含みます▼
前作を1巻無料の時に見つけて、気になってそのまま購入。昔アニメで見た事ある「最終兵器彼女」を思い出した世界観。スピンオフという事でこちらも気になり購入しました。こっちは前作と違って、くっついた後もずっとずっと胸が苦しくて切ない。一応ハッピーエンドだけど…
エピローグ『送り火』はもう胸が張り裂けます。柴田さんと春人がもう一度会えて良かったとは思いつつも、影がない、窓に映らない春人がたまらなく切ない。春人自身も死んだって事をまた認識しなくちゃいけなくて。もう一度会えて、目の前にいるのにずっと一緒にいたいっていう2人の絶対に叶わない願いと、それを傍で見ている滝も…。
最後に滝は、来年もおいでよ。と言っていたけれど、春人はもう二度と来ない気がした。柴田さんの記憶だけ消えてるのがまた…。結局『送り火』でも柴田さんは、春人に「好き」という言葉は最後まで言ってないんですよね。春人は生前「無理しないで」と言っていて…ちゃんと「好きだよ、好きだったよ」って春人に伝わっていたらいいな…泣。
とにかく切なくて何回読んでも毎回泣きます。滝のキャラで救われます。これから柴田さんを幸せにしてくれるだろうから、3作目も出てくれたら嬉しいです!