このレビューはネタバレを含みます▼
行政の廃れた世界の役所で働く矢澤がねこレンタルを利用するお話。うきうきでねこをレンタルしたら、そこにやってきたのは、猫耳としっぽを付けた人間だった!?というところから物語は始まります。
題名はかわいいのに本当に切なかったです。初めはタマは人間!?猫?と楽しく読み進めていましたが、タマの過去が少しずつ明かされていく度、そういう事だったのか…とパズルがハマるような感覚がありました。
これはメリバ扱いでいいのかな?個人的にはメリバだと思います。世界は苦しかっただろうな、でもやっぱり2人で生きていってほしかったです。
読了後、タマは矢澤の温かさを知ることができて本当に良かったと思いました。タマがあったかい、と感じているシーンは何度読んでもくるものがあります。
希望を見出すのが難しい世界で、いやな人間が沢山いる中で、それでも人間に救われていた2人がいたことに意味があるように思います。
幸せに生きてほしいなぁ。素敵な1冊でした。