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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 嫌いでいさせて

    ひじき

    星が何個あっても足りない神作品
    ネタバレ
    2026年3月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品は、オメガバースというフィクションでありながら、「第二次性」という概念が驚く程リアルに感じられる作品です。
    Ωであることで受けてきた差別や、過去の辛い経験によって深く傷ついている雫斗さんの姿はとても生々しくて、何度読んでも胸が苦しくなります。ただの設定ではなく「生きずらさ」としてしっかり描かれているところが本作のすごさだと思いました。
    そんな中で出会う葉月くんもまた、第二次性にまつわる苦しい経験を持っていて、だからこそお互いの痛みを理解し合える関係なのがとても印象的でした。
    「運命の番」という特別な関係でありながら、相手の気持ちや傷を尊重し続ける姿が本当に優しくて、少しずつ心の距離が縮まっていく過程に何度も心を打たれました。
    特にαそのものが恐怖だった雫斗さんが、時間をかけて少しずつ心を開いていって、「大切な人」として受け入れていくまでの変化がとても丁寧に描かれていて、ただの恋愛ではなく、信頼を築いていく物語として強く心に残りました。
    また恋愛だけで終わらず、家族としての関係や子供たちの存在まで描かれているのも大きな魅力だと思います。
    第二次性が次の世代にどう影響していくのかという部分まで丁寧に描かれていて、物語の深みを感じました。
    スピンオフの朝永先生と柳木先生、そして新しくマネと響羽くんのストーリーがまた本当に素晴らしい。本編に出てきたカプのことをより深く知れるのが本当に嬉しいです。スピンオフを読んで解像度が上がって、もう1回本編を読む無限ループが始まります。
    読めば読むほど、ただのオメガバースではなく、「差別」「トラウマ」「家族」「愛」っていう重たいテーマを真正面から描いてる作品だと実感します。ひじき先生は天才です。本当に全人類読むべきです。