このレビューはネタバレを含みます▼
送って。ついでに他の作品も送って。
読後、一晩経って、唐突に、アルモドバルの『バッド・エデュケーション』のラストを思い出した。
そして映画を観た後に友人が言った「つらい話は現実だけでいい、物語の中ではしあわせな話が観たい」と言うコメントも。
ハッピーかバッドかを判断するのは、物語の登場人物たちと読んだ人だけ。読者を試す。人によってかなり感じ方に差のある作品だし、激しい描写も多く、読み手を選ぶ作品でもあると思う。
ゾンビものと思って船を漕いでいたら、全く違う岸辺に連れて行かれた。こんな気持ちになるとは。
不意に出てくる佐田の表情に惹き込まれる。感情を出しているのは主に間宮。
レビューなんて一生書くかと思っていたけど、アルモドバルが撮る朝田ねむい先生が観たくて、書いてしまった。編集部のみなさま、よろしくお願いいたします。