誰かが私に憑依した
KALTA/Tamseong/KALTA/Solar Shin
このレビューはネタバレを含みます▼
最初は一般的な異世界系、令嬢の復讐系のストーリーにしては主人公の性格が徹底して復讐を目標にしており、生ぬるい復讐ではなく結構ガチでやり返すのが爽快で面白かったです。
ただ、前半までは聡明で自分の復讐のために虎視眈々と色んな策略を立て奮闘する姿がかっこよく、ざまぁな展開も多く面白かったので主人公を応援する形で読めていましたが、後半から明らかに視野が狭く非常識というか少々残酷すぎて全く共感・応援して読むことができなくなってきます。
特にカリンに対する態度はさすがにやりすぎで見てるこっちが可哀想に思いますし、正直もうどっちが悪役なのか分からないレベルです。
カリンが心から謝罪をしてもいらないといい、自分のことは無視してただの他人のように接して欲しいと言いながら、その言いつけを守ったカリンに対して改心してないからそんなことができるだと文句を言う主人公には「お前マジで何言ってんの?」と言いたくなります、しかも前半では薬の知識を活かして少し残酷ではあるけど上手く敵を味方につけるなど自分の有利に進めるのが上手いので面白かったのですが、後半はわざわざそこまですること?と思うような展開が続き、さすがに視野が狭くなりすぎてるし、カリンに対してここまで罪の意識を植え付ける必要があるのか疑問です。カリンにやるぐらいなら他の兄弟にやるべきだろと言いたくなります。
絵柄は美しく文句のつけどころがないのですが、後半の主人公に共感できるかがこの話を最後まで読めるかどうかだと思います。
私は後半から主人公にイライラしてしまい読めなくなってしまいました。
一言で言うと、これまでの生きてきた過去を思えば仕方ないと思えるところもあったけどさすがに被害者意識が強すぎて同情できない痛い女です。
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