このレビューはネタバレを含みます▼
いやぁ〜 素晴らしかった。
最初おすすめに出てきて、絵が良かったので気になって無料分を読んでみたら、“お、これは・・・!”と良い予感しかなくて、まとめて3巻分買って読みました。
主人公やメインのキャラクターに関わって来る登場人物達が丁寧に描かれていて、ある人が他人にはなかなか明かしづらい傷や問題に直面して苦しんでいる時、主人公がその変化に気づき、静かに寄り添い、淡々と生きやすい方(考え方)へと無意識に導いて行く所がとても良かったです。
暖かく器の大きな祖父の元で育った主人公は、興味のない人付き合いには時間を割かず、自分の大切な銭湯という空間を丁寧に磨き、番台で大好きな読書に没頭する様な、自分の世界を大切にしている高校生の男の子。
本質を見抜く力や、判断力の速さ、洞察力など、とても魅力的な人物に描かれています。
突然現れた異母兄弟の気持ちを想像し、尊重して、祖父と共に受け入れるシーンには、一気に気持ちを持っていかれました。
他の同級生達が抱える家庭の問題や、学校で起こる出来事の一つ一つのストーリーに、何度もグッと来ました。
学校では “地味で変わり者” だったはずの主人公の本質に周りの子達が段々と気づき、関わり方が変わって行く。そして、主人公もまた人と関わり成長して行く。
今後のストーリーがとても楽しみな作品です。
普段は先が気になるから早く完結して欲しいと思う事も多いけど、これはずっと読んでいたいから、長〜く続いて欲しい。そんな風に思える素敵な作品に出会えて感謝です。
続きを楽しみに待っています。