ごごさん

絵柄に惹かれ、流行りの悪役令嬢ものと思い軽い気持ちで立ち読みしてみたら、まさか断罪イベ後がメインストーリーであり、元の令嬢要素はしっかりストーリーに絡ませて残したまま、ファンタジー要素は軽く添え物で、しっかり復讐を目的に据えつつ、転生主と令嬢のお互いの“ならでは”の知識を用いた頭脳戦と、物理と画力と慈愛で殴られるたような、フルカウンターを喰らいました。

なろう系のバトル漫画でもそこまでの迫力は滅多に見かけないよ、、と言いたくなるようなコマ割りや、喜怒哀楽の心情と表情のバリエーションとリンク、オリジナリティもありパッと見て画角に映えるナーロッパ風の美しい衣装、小説独特の表現の一人称で進み、途中には語りが入る作品を絵に起こしているにしてはテンポが非常に良く、ストーリーもイラストもどちらもサクサク読むことのできる楽しめる作品でした。