このレビューはネタバレを含みます▼
矢沢あい先生40周年ということで改めて読みました。恋愛、人生の教科書といってもいいくらい大切な言葉や人間模様が細かく描かれていて、NANAの世界観に引き込まれます。
矢沢先生の作品はNANAに限らず、キャラ設定がしっかりしているのが魅力的。
巻が増えるごとに新しいキャラが登場しますが複雑になってもそれぞれの心情がしっかりと描写されていてどれも共感できる。
「人生は七転び八起きだ。」そう教えてくれたレンとナナから元気をもらえました。暗い展開のなかにもかわいいハチのイラストなど、読書が和む場面が入るのも読みやすいポイント。
口コミでも多く読みますが、意外だったのは大人になってからタクミの考えに共感できるところ。
自分勝手さもあるけど、、家庭ができたら変化が伝わってきました。
キャリアを優先する為には何かを犠牲にして生きなくてはならないこと。レイラとの今後はどうなるのか、、など、ハッピーエンドにならない展開が読者に待っていますが、それでも続きが気になる作品。