このレビューはネタバレを含みます▼
こういうのって、大体幼馴染は報われず、最後はお兄ちゃんとではーー?!と、1巻目から勝手に結末を先読みしてしまって、ずっとハラハラしていました。
律くんが良い子すぎて、この子が報われてくれない世の中なんて不条理すぎる!!と思っていたので(笑)
隼人くん律くんでは、律くん推しでした。
おそらく本人たちの行動次第でどっちと結ばれるかガラッと変わったと思うんですけど、だからこそ律くんが積極的に行動したこと一つひとつが唯ちゃんの心を動かして、結果結ばれたんだなと納得感が得られて良かったです!
唯ちゃんも律くんも等身大でありつつ、ちゃんと人の気持ちを受け止められる人で、誤解を生みそうになった時に気付いて言葉にできる力があるのが素敵でした。
隼人くんの中でなぜ唯ちゃんがこんなにも大切なのか、この愛の形も真っ直ぐでとても良かった。義兄妹の話も読むのでそこの抵抗はないですが、三角関係で報われない子が出てくるのが辛すぎるので、この3人が誰も傷つくことがない結末になってとても嬉しいです。
ここからはちょっとだけモヤッとしちゃった点ですが、
「トライアングルラブ」とあったので取り合いなのかな?と身構えてたんですが、そういう三角関係とはちょっと違ってて、
唯ちゃんの気持ちの変化は大きいけど、男子2人の想いの形は最初から最後まで揺らぐことはありませんでしたね!唯ちゃんもゆっくり着実に律くんの方に近付いて行った感じ。
だからこそ?段々お兄ちゃんがライバルとかでなく律くんの感情や行動を動かす為だけのもののように感じられてしまって……
隼人くんと結ばれる可能性がある、となった時に自分が納得できる程の隼人くんの良さを見つけきれなかったので、ハイスペ&妹溺愛以外の人としての魅力がもっと知れてたら、私も唯ちゃんがどちらと結ばれても応援できる中立の姿勢で読み進められたのかなあ〜、と思いました。
いっそ兄ポジと恋人ポジ分かった状態で堂々と取り合うでもいいかも知れない(笑)律くんたちの頑張りが必要なくなっちゃいそうで本末転倒ですが…
ただこの辺は話関係なく、「トライアングルラブ」から得た自分の先入観に振り回されてしまった私の落ち度かもしれません。
でも、拗れることもなく、本当に誰も傷付くことのない形で良かったなあ〜と思っています!こういうのが読みたかった!