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今月(9月1日~9月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 私が15歳ではなくなっても。【単行本版】

    あむ

    「普通の生活」を壊した先にある幸せ
    ネタバレ
    2026年8月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでよかったと強く思える作品。2巻完結でストーリーのテンポも良く、読み終わりの満足感はすごい。家族との普通の日々にどこか憂鬱を感じていた主人公の正太郎と女子高生であるシイナはそれぞれの欲望から援交という異常行動に出ることになるのだが、それは「普通」を周囲に求められすぎるがあまりの反動で爆発してしまったもの。正太郎は"父親"として、つまり社会的評価から逃げるためにシイナを利用したのに対してシイナは"女子高生"という社会的評価を利用して正太郎に言い寄っていくという対立構造、そしてお互いの欲望がじわじわと満たされていき元の世界に戻れなくなっていく様子に惹き込まれる。
    私たちは常に「常識」から外れないよう必死に取り繕って生活している訳だが、それが本当に人生の意味をなしているのか問いただされる作品だと思う。結果的に正太郎、心彩、妻の人生は破壊され、その後それぞれの道を歩むことになるのだが、「普通」から外れた歪な道が、時にはその人にとっての最適解であり正解の道となり得ることに気付かされる作品だった。
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