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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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シュールな笑い2022年9月1日広告でヨウコのシーンを見かけて以来面白そうだなと思い、無料で3巻分読んでドハマりして一気に読破してしまいました。
普段あまり、この手の漫画(ヤクザ・ヤンキー的な物語)は読むことはなく、どちらかというと苦手な絵のタッチなので、ずっとスルーしてきましたが、読んで良かった!めちゃくちゃ面白かった!むしろもっと早く読めばよかった!全力でおススメします!
まず想像できうる王道のヤクザ・ヤンキー漫画ではなく、めちゃくちゃヒューマンドラマです。
主人公である佐藤アキラことファブルは無敵の殺し屋。なんだけど、めっちゃピュア!
最初の頃は主人公の顔、苦手だなぁと思っていたけど、いつの間にかあの顔がいい味(あじ)になっていて、もはや他の顔は受け付けないという感じ。
無敵の殺し屋がボスからの命令により人を殺さずに1年間「普通の人」として暮らすことになったが、職業柄 様々な事件に巻き込まれてしまう。
しかしボスの命令は絶対なので人を殺さずに、解決していくというのが大筋。
アクションシーンはありつつも、基本的には佐藤アキラが普通の人として知らない町で暮らしはじめ、その町の人達と交流し、人間らしさを獲得していくというのがベースになっています。
佐藤アキラの天然ピュアぶりに対する、町の人達の反応がとにかく笑える。そして、そんな天然ピュアな佐藤のアクションシーンは、まさにギャップ萌えでしかない。とにかく最強で清々しい。
ちょいちょい間に挟まるドランク・クイーン・ヨウコのシーンとアルバイト先のオクトパスの社長が登場するシーンが大好き。
特に、バー「バッファロー」のマスターとヨウコとペ・ダイヨチャの3人のシーンや、オクトパスの社長が佐藤とミサキをくっつけようと画策するシーンは爆笑しました。
ヨウコが変顔でマスターや佐藤と意思疎通を図るあたり、そういった表現の仕方、本当に作者の方は秀逸だなぁと感じます。全く違和感なく入り込めるのです。
ただのギャグ漫画でもなく、アクション漫画でもなく、たくさんの登場人物の心理描写もとても上手で、前述した通り、立派なヒューマンドラマです。
永遠に終わらないでほしいと思うくらい、素晴らしい作品でした。
なので、こちらの原作を読んでから、映画を観てしまい、かなりガッカリしてしまいました…。
やっぱり原作が一番です。このレビュー書いたあとは、セカンドシーズン読みます!!!!