いったんさん

この作家の作品に巡り合えた事に感謝です。
「グラント郡シリーズ(６作品の内３作品しか掲載されてませんが)」、この「ウィル・トレントシリーズ」でも 登場してる女性の強さと脆さのバランスが抜群で 読者として 惹かれ呆れてしまうのは、どうしようもない事でしょ!？作品は、第一事件の発生から始まります。そこからの展開が、重く苦しく絶望的で ヒーローも登場しないし、事件の結末を迎えても スカッとした感じもなく 後味の不気味さが残ってしまう。しかも 途中でその空気感に押し潰されて 私は、何度も ジャンルの違う軽い作品に逃げたりしました。ですが、やっぱり続きが気になって気になって すぐ戻ってしまうくらい今興味&奥深い作品だと。。。

面白いです｜。事件の発端と展開と結末。その間に見せる登場人物の心理描写が！ただ今作「グラント郡シリーズ」は、６作品とのこと。残り３作品が まだ掲載されてないのは 非常に残念です。サラとジェフリーの関係の行く末、レナの今後、そして「ざわめく傷痕」で逃げ切ったドッティの事など 未消化なままなのが多数ありなので。。。

リキとイアソンの 不毛で不可思議で不器用な愛の昇華の行方が、まさか こうなるとは！...な展開でした。 人間のリキと人工体のイアソンでは 寿命は違うから 二人の愛の終着点を気にしながら読み進めていたのですが、、、ある意味 納得ですよね♪
読了後は、涙浮かぶくらい悲しいのに 幸せな気持ちになりました。吉原先生の作品は やっぱり大好きと😍