このレビューはネタバレを含みます▼
雰囲気作りが上手な作品です
戦争がどうとかさめざめとした内容でないですが全体的に仄暗いです
雨瀬シオリ先生でしたか。道理で上手なわけですね
※ここから先ネタバレ感想です※
淀野がやぎの写真を見つけることはないと思います。見栄えの悪い黒い襟巻きを着けている特攻隊の写真が作中にも描かれているとおりそう無いからですね。プロパガンダ的な意味合いで。物資が不足してそうなのでフィルムも無駄にできなさそう。それでも田中をバシャバシャ撮っていたんですかね。スケベですね。万が一やぎを見つけちゃったら、淀野はどうするんでしょうか。探すのを辞めちゃうんですかね。辞めないと思いますけど。一緒に飾るんですかね。見つかって2、3日眺めてから2人が一緒に写った写真をまた探してそう。2人の関係をずっと追ってそうです。
視点が淀野だけなので田中とやぎ、隊員から見た2人、やぎが往った後の田中など色々見たいところですが、ないからこそ際立つのだと思います。出たら買うんですけどね。