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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • いつかティファニーで朝食を

    マキヒロチ

    読み始めたら止まらない
    ネタバレ
    2025年12月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 東京でOLをしている地方出身アラサー女子・主人公麻里子の日常生活の描写が、仲良しグループの女友達、恋人や恋人未満男子とのやりとりとともに延々と続きます。節目節目にはかならず「素敵な朝食」が登場し、癒しとエネルギーを与えてくれます。
    若くて可愛くていつでもやり直しができる・・・そんな風に思っていたのにいつの間にか時は過ぎて・・。気が付かないふりをしていたいのにいよいよ無視できないところまで来てしまった!というところでしょうか。心の拠り所は「いつまでも変わらない故郷の風景と実家」と言語化できるほどに麻里子の心情は現実的になっていきます。そんな時にいつも自分の心を守ってくれていた岩盤環境の仲良しグループのメンバーが一人また一人とそれぞれの価値観で覚悟を決めて結婚や転職、また留学にと新しい一歩を踏み出していきます。それを目の当たりにした麻里子もいよいよ自分自身の本音の部分を見つめなおし、現実と向き合い覚悟を決めて新しい一歩を踏み出します。
    女性なら誰でも持っていると思う若さへのうっすらとした執着・郷愁、失っていくことへの寂しさを自然な時の流れとともに淡々と描いています。東京で目一杯頑張って生活しているけれど、自身が背負っているものにも折り合いをつけて行かなけらばならないこと。映画「ティファニーで朝食を」よりずっとずっと救いがあるのは、このヒロインたちは映画のヒロインよりずっと豊かで良き友人や家族、仕事に恵まれて文句なく幸せであること。そして年齢と共にちゃんと成長していること。それでもいろいろなことはあるもので、その節目節目の原動力となっているのが「美味しい朝食」です。朝食はどれも本当に美味しそうでレシピを付けてくれているのも親切です。アラサー以上の女性なら何だか身につまされながらズルズルと最後まで読んでしまう作品だと思います。
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