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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島
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こういうのを待ってた




2026年1月8日TLマンガのはずが、まるで大河ドラマを観てるみたいに心を掴まれます。
帝国からの逃避行にある“訳アリ”な二人の切なくも芯のある恋路は、その背景もあいまって臨場感と没入感たっぷりで、骨の髄まで作品の世界観に浸りながら思い切りキュンキュンできます。
この作品の特徴として、登場人物の生まれ育ちは勿論、人々の中世的な信仰と国家統治のありよう、気候風土、主要産業と特産品など納得のいく世界構築の描写が非常に丁寧であり、紙面にのせる情報量を増やしにくい昨今の流れの中でも、見事に重厚感と読みやすさの奇跡の両立を果たしています。個人的な感想にはなりますが、“大河ファンタジーTLマンガの金字塔”と呼んで差し支えないとさえ思っています。
そんな力強いバックボーンに裏打ちされた主人公たちの感情は、ファンタジーの存在でありながら現実感と説得力を伴って読者に訴えかけてきます。ヒャナとホトヴァはどうなっちゃうの!?お互いのことをどう思ってるの!?と何度も何度ものたうち回りました。甘く切なく揺れる愛情を描き、それを揺るぎないシナリオのくびきを以て、我々読者の胸ごと締め付ける。そんな作者の匠の技に、今日も更新を待ちわびる気持ちでいっぱいです。とりあえず両片思いとか両思いとかロマンあふれるファンタジーものが好きな人はいっぺん読んでみてください。私は10話過ぎたあたりで“もとに戻れなく”なりました。
また、冒頭で「TLマンガでありながら〜」と書いてしまいましたが、TLらしい恋愛や肉体的触れ合いのシーンの長所も枚挙にいとまがありません。キャラクターへのこだわり、すなわち、ヒャナとホトヴァそれぞれの個性や美点、互いの複雑な内面、相手への気持ちを反映した行動が一貫して緻密に描かれており、体躯、表情、台詞、触れ方、コマ割り、どれをとっても本当に栄養価が高い。言わずもがな、イラストも一コマ一コマめちゃくちゃ良いのです。
美しく儚く繊細な愛でいっぱいな、最高の作品です。
ありがとうございます。
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