このレビューはネタバレを含みます▼
ガタイの良い受けが性癖の者ですが、試し読みでも分かるとおり作者様の描かれる肉体美と体格差、本当に最高でした。
最初から最後までずっと作画が安定していて、過去編はあえて台詞なしで回想されているのですが、人物が喋らなくても内容が伝わってくる描写力と画力はさすがとしか言いようがありません。
お話自体は種族の違いによる差別や国同士の争い、そして二人の過去など、悲しさや苦しみが漂う仄暗い雰囲気があるのですが、でもラブなところはとても甘々成分があってかわいくて読んでいて幸せな気分になれます。
というか、受けの包容力とか色気があまりに強すぎる…と思うんですよね。普段はクールなのに愛情の深さを思わせる描写、とても萌えます。かわいい。攻めも攻めで、受けのことを大事にしたくて必死に欲求を抑えようと頑張って…でもできなくて…ってところがわんこらしくてとっても愛らしい。
あとがきにも書かれているようにところどころ説明不足かなと感じるところはありましたが、二人の濃厚なラブを堪能できたので、個人的には大満足です!
読み終わった方はpixivで公開されている小話をぜひ読んでください。本編後のいちゃらぶが読めます、こちらも最高です。
作者様は「攻より愛と体が重い受が好き」とのことで、もう今から次回作が楽しみです。素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました!