このレビューはネタバレを含みます▼
13巻まで読んだ。
パッと見は両手に花な男のドリームが爆誕してしまう。だがそれは罠だ。
村田、ともか、今下の3名がフリフレなる新概念を作り共有していく訳だが、それに至るまでの緻密なコミュニケーションを見て欲しい。
「お互いが納得しているからいいじゃん」というような、短絡的な感情のみの関係ではないのが注目されるべき点で、互いを慮りながら、一般的な価値観とどれだけズレているかもよくよく考えながら、そのような紆余曲折を経てから結論に至っているそのプロセスを大事にしているのが素晴らしい。
だが、このような他者に共感はしてもらえないような特殊な関係性を成り立たせられるとしたら、社会的にとても優秀であるこの3名だったからこそであるのは、我々はよく知っておいたほうがいい。
端的に、パンピーには真似できない。
逆に言えば、優秀すぎるからこそ一般的な恋人関係や家族という枠組みに収まらなくなってしまったハグレモノ達とも言えると思う。
男女というのは、結婚し家族として大げさに言えば一体になるのが従来の一般的な慣習であったが、主人公たちは個人として自立が強すぎるあまりにその余地がなくなってしまっている。
現実でも社会的な活躍が男女ともに目覚ましく発展していけば、一夫一妻で成されていた家族の秩序は古めかしい遺物になり、その中で育まれていくであろう個人主義の行き着く先がこのマンガにはあるのかもしれないと、未来を思わされてしまった。
少子高齢化止まんねぇぞ!笑