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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ミスター味っ子II

    寺沢大介

    グルメ漫画作者が描いた“後始末”
    ネタバレ
    2024年8月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 様々な創意工夫の料理で読者たちを魅了したミスター味っ子が帰ってきた!のだが、内容が初代と大きく変わっている。
    陽一の息子である陽太の料理は、昔の味っ子らしい創意工夫溢れるぶっ飛んだ料理ばかりなのだが、大人へと成長し子供を持つ親となった陽一の料理は工夫自体はするものの、当時と比べたら随分と大人しい。しかし敢えて言うなら、現実的になったとも言える。

    この漫画は全体的に現実的な描写が多い。
    初代では料理さえ優れていれば、後が杜撰であっても、どんなことであっても、何でも解決されていた。しかしこれは“料理バトル漫画”だから許されていることであって、現実では決してそうはいかない。
    例え、どんなに創意工夫を重ねた非常に素晴らしい料理であっても、それを実際に店で客に出すとなった場合、それが実際に作れる物であるかは別と考えても、コストや手間という現実的な問題が降り掛かる。
    味皇料理学校での店舗を使ったグループ課題、ガレリアでの行楽弁当勝負、スワローフーズが絡んだ一連の話。これらは全て初代では触れてこなかった現実的な話だ。

    私は、この作品が「“アンチ”ミスター味っ子」に感じる。
    それは、作者が当時の味っ子(若しくは将太の寿司などを含めた料理バトル漫画全て)の“後始末”をしたかったのではないかと思う。
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  • ラル飯‐ランバ・ラルの背徳ごはん‐

    谷和也/鈴木小波/矢立肇・富野由悠季

    ランバ・ラルの(良い意味で)頭が悪い料理集
    2022年6月4日
    ガンダムの人気キャラのランバ・ラルが夜食を作って喰うというだけの漫画。所謂人気シリーズのスピンオフグルメ漫画。
    この漫画に出てくる料理。兎にも角にも頭が悪い。勿論良い意味で。
    メタボの35歳が夜食として喰うにしてはあまりにもジャンクな料理。
    実際にこんな生活していたら間違いなく早死に案件。
    しかし、頭が悪いジャンクな料理というのは魅力的。
    少し料理ができるレベルが必要だが、特別な技術は必要ないため再現も難しくはなさそう。
    ガンダムシリーズの根っからのファンよりも、今までの料理漫画で物足りないと感じた人が読むべき漫画。