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レビュー

今月(6月1日~6月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

    永野水貴/とよた瑣織

    分かって待っていたが…
    ネタバレ
    2025年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最新刊の7巻を配信直後に購入。その夜のうちに読了。新刊を毎回待ち侘びているが、今回は(も)予想通り、ラブストーリーは進展しない。
    丁寧な心理描写や、伏線となるであろう話が張り巡らされていて、後でこれが繋がりそうだと思わせてくれるところはこの作品の非常に良いところなのだが、焦れる気持ちもあり。(これはきっとこの作品の読者がみんな思っている気がする。)今回も表紙からしてロイドとイレーネの再会はないだろうなと感じ、決してそこに期待はしないようにと読み始めたが、読み終えて、次巻も一冊このまま会えずに終わるんじゃないかという気がしてきた…(それだけは勘弁して欲しいのだが…)。最初の設定上、主要人物が真実を知らされる瞬間は大変なことになることはわかっているけれど、イレーネの今までの日々を思うと早く報われてほしい気持ちでずっと読んでいる。愛を得た上でさらに強くなり、戦いや困難に向かうなら、それもそれで素敵なストーリーになると思うので…作者様にはそのような展開を一読者として期待してしまう。作品への期待度は5なのですが、もう少し幸せ感を願う気持ちで星を4にしました。イレーネの不憫ポイントはたくさんあるけれど、いまだに5巻の自分の墓をたった1人で見つけて、誰にも言わないでいる姿(同行していたロイドにも、盟友であるサルトにも)が切なく、そのように口を閉ざすことばかりの彼女が、心から自由に表現できる機会が巡りますようにと願うばかり。