小学生の頃に夢中になって集めた漫画、今あらためて読んでも名作だと思います。最後まで一貫した勇者が大魔王を倒すまでの物語。少年漫画にありがちな連載中どんどん敵が変わっていくスタイルでないのがまずすごい。ラストバトルでは怒涛の伏線回収。そしてなによりキャラクターの魅力。
皆魅力的で、昔はアバンとポップが特に好きでしたが、今一気に読むと改めて主人公ダイの魅力に気付かされました。たった12歳の少年の双肩にかかる期待の重さはいかばかりか。それでも純粋に仲間を、人間を思う心。そのことを思うとダイの幸せを願ってやみません。