このレビューはネタバレを含みます▼
そもそも河原で男子高校生2人が喋るだけってコンセプトが斬新でスゴかったし、それがこんなに面白い!!っていうのがスゴかった。
読みながら声出して笑ったり、ホロリとしたり、トランプと魚みたいな伏線回収に感心させられたり、意味深なセリフが気になったり、顔レビ全種の感想を味わいました。
しかも面白い普通の青春日常ギャグ漫画だと思って読み進めてたのに、最終巻にして今までの話全部が伏線になって実はミステリー&サスペンス&ある家族の悲劇&ヒーロー物&内海の心の旅みたいな特大どんでん返しまで仕掛けてくるなんて(笑)鳥肌立ちました。それと自分の周りにいる“普通の人”が普通に普通の生活を送っている様に見えて、実はいろんな悩みや闇、想いを抱えていたりすることに改めて気付かされました。
大枠から細かいとこまで本当に構成が緻密でよく練られてます。ただただスゴイです。おもしろかったー。
でも、青春を失って大人になってふと思い返したときに感じる言葉で言い表せれないあの感情、それが最終巻読了間近位に蘇ってきて、あんなどんでん返しがあったけど、やっぱりセトウツミはTHE青春漫画なんだなって思いました。それも傑作の。
あと、猫が好きなので最後のニダイメクローズアップがよかったです。それと、ハツミちゃんただのウザいガヤと思ってたらメチャメチャデキる子!!
そしてベタな感想ですが、とりあえず1巻から読み返します!!