ももさん

登場人物に共感はできない。

以下具体的なネタバレはないが、繊細な方など感じかたによってはネタバレと感じることもあるのでご注意ください。

どの話にも結末に救いはない。ストーリー、作品とするならば、現実的にこういうふうに収まったよ、今はこんなふうな暮らしだよ、だから読者は納得して各自なにか感じてね。というところまで描いた方がいいと思う。起承転結まで描くということ。起承転結の、「転」の部分までしか十分には描かれていない印象。ただし、反面教師にするための本、注意するための教本とするのなら、正解だ。疑問を抱かせ、後味の悪さから、各々に考えさせるにはいい。

タイトル通り、絵は許せません。
サンリオやマイメロディ、シナモロールなどを好む私からしたら、実刑10年執行猶予4年で、刑務所でのり弁にのりをのせる仕事をしながら、このような絵柄でこのような面白い漫画を描いてしまった罪を懺悔し続けてほしい。あと副総長みたいな人の髪型も許せない。なんで、茹出前野 波巣太(ゆでるまえの ぱすた)って名前にしないの？髪みたいな茹でる前のパスタ頭にのっけてるのに。
そんなこんなで、そんな絵柄の漫画を有料で買って読んだのは、面白いからだ。
ただし2巻お前はまだ買わない。
絵柄をプリキュアのような作画に寄せるか、私がストレスがたまってむしゃくしゃしたときがあれば、買おう。
星2の理由は上記と、愛だ。

こういう病気があるんだ、ということを、実体験に沿って教えてくれて、読みやすいようになっているので、ぜひ読んでみてください。
漫画としてのストーリー展開があるのではなく、すごく現実に沿った作品です。

以下感じ方によってはネタバレ含みます。

結末に救いはありません。でもだからこそ、真実を描いてくれているのでしょう。だからあえて言いえることを言うと、作者さんがこの作品を描けるまでに回復して良かったのではないでしょうか。