そらさん

確認してみたところ、本編の話数は4巻までと変わりなく、そこにプラスアルファとして他作品の1話目が2作品分入った形でした。ただし、21.5話が短いおまけのようで、1話と数えるのは抵抗があります。そこへ、さらに他作品の試し読みが大量に入ったら、それはさすがに印象悪いです。
紙の本なら厚みで全体のページ数が増えているのは一目瞭然ですが、電子書籍の盲点ですね。購入前に確認できたら良かった。

読むのしんどい。ノリとネタが古い。いちいち騒がしい。コマの端から端まで古臭いギャグを入れようとしないで。

主人公の性格が、内面の描写と行動とがちくはぐ過ぎて理解不能。人の心は移ろうものとはいえ、もっと芯のところでは一貫性を持っていてほしい。1ページ毎に喜怒哀楽がコロコロしていては、感情移入もなにもあったものではない。
主人公の周りのキャラクターも誰一人好ましいと思えない。一巻読み切るのが苦痛。買わなきゃよかった。

実家で虐げられて育った貴族令嬢が見初められて結婚するも、妹と間違えて求婚されたので、嫁入りした先でも最初は夫にまで辛辣な言葉を投げつけられて絶望スタートの話。
ツッコミどころは三点。
第一に、幼少期から虐げられて育った人間は、優しくされたことがないので人に優しくすることも知りません。当たり前の基準が変わってしまいます。よって、人格形成時に歪みが生じ、こんな主人公のようには育たないのが現実です。
第二に、結婚を貴族院に申し出る前に、いかに時代背景が現代とは異なっていようと、両者、または両家顔合わせ的な場があったはすです。にもかかわらず、性悪の妹が流した噂を鵜呑みにして結婚という人生の岐路でこんな対応を取るこの男は、果たして領地を満足に運営できているんですかね？噂に惑わされない鑑識眼は領地運営には必須だと思うんですけどね。
第三に、ページ数140、話も主軸に疑問点が多くて、絵も及第点のこの漫画に付く値段としては高すぎますよね。なんで？
というわけで、続きは買わないです。値下げしたら？

社会人としてあり得ない物言いをするモデル上がりの男と、そいつの仕事に対する信念(？)をちらっと垣間見ただけでなびく尻軽女が簡単にくっつく話。
言いたいことを言いたいように言って、周りに波風立てる男のどこがいいのかさっぱりわからないし、あまつさえレ◯プ紛いのことまでされて、そいつに惹かれる神経を疑う。
終始「ないわ…」って思いながら流し読みしました。
完全に合わなかった。買って損したな…。

主人公の優先順位の付け方や優柔不断さにイラッとさせられて無料の１巻と２巻までで終了。
主人公は、DV夫をもつ妻のような「あの人には私がいないと！」という共依存的な精神状態なのか、全く理解できない言動でした。
２巻を購入して読んでしまったこと、後悔しています。