しばいぬ。さん

途中まで読んで物語が気になる人は、コミカライズではなくライトノベルを買うことをお勧めする。作品の評価として妥当とはいえないけど、個人的に、特に人物の線が雑で気になって仕方がない。ヒロインや精霊は可愛らしいし、ヒロインのお相手もまだみれてないけど、キャンペーンや値下げにならないと買おうとは思えないかな。

まずは遅ればせながら、完結おめでとうございます。
初めて見たのは十年以上前の中学生の時だったと思います。アニメから入り、声優イベントも観覧しました。続きが気になって途中まで単行本をみたりしましたが、アニメや漫画そのものから離れた時期があって、それでも時折ユキくんたちのことを思い出しては、続きを空想していました。休載していたことも知りませんでした。13巻、あとがきまでしっかり拝読しました。読者を想って様々な事象に悩まされながらも粘ってくれた先生、そんな先生を支えてくれた担当の方々、出版社の方々。先生の力不足だなんてとんでもないです。最後まで読者の不完全燃焼を気にしてもらって、古いファンとしましては、完の文字をみれただけでもありがたい限りのことだと思います。三部までの完結、本当におめでとうございます。いつかユキくんたちが、ルカもタカシロ様もカナタさんも含めて、良き再会とハッピーエンドを迎えられることを願っています。

訳あり神とお人好し人間のオメガバース。こんなにも誰かにオススメしたくて、見てほしくてたまらない作品は本当に久々。絵も物語も本当に美しくて、切なくて。人ならざるものの献身と慈愛、人間の愚かさと家族愛。物語を構成するすべての要素に悲哀と慈愛を感じる。エロもガッツリ力が入ってて、全てにおいて必ず満足出来る作品。とってもおすすめです。

作品のストーリー的には欠かせないバース性でも、βとαという二人の性別上、傍から見たらただのBLです。オメガバースは、αとΩの性質が生かされているこらこそ作品として成り立つので、その性質が最も関係ないβαというカップリングのために、ただのBLに見えます。今まではそういった観点からα受けは見てこなかったのですが、やっぱり、という感じです。内容も視点が攻め受け飛び飛びで、片方に注力していれば、もう少し濃かったのになぁ、という感じです。ストーリー性もエロもさほど重視されていないので、ライトにオメガバースを楽しみたい初心者向けの作品です。

精神的疲労が少ない良作！限られたページ数の割に纏まっていて、急ピッチ特有の打ち切り感がなくて大変満足してます！1作目の隣国の王子が、言葉使いから品格から全てにおいて好みすぎてヒロインが羨ましい…。4作目の老紳士とのその先も気になるし、なんならヒロインを捨てた男の末路が見たくて仕方ない…。絶望する顔がみたい…！！5作目に関してはもう、途中からあれ……？とは思っていたものの、まさかの展開にびっくり！！ヒロインが可愛くて、お姉様が可愛くて、姉妹のその後も気になります！どれも続編が出たら即買いです！