神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~【電子書籍特典付】
江藤俊司/疾狼/3rd Ie/Studio No.9
このレビューはネタバレを含みます▼
始まりが「弟に『力を手に入れる扉』を横取りされて(家族にも周囲にも)ずっと虐げられてきた」「相当過酷な虐めを受けている」「自己評価がかなり低い」等々、主人公が強い力を手に入れて見返す良くあるザマァ系のお話かな、という感じなのですが、冒頭の胸糞展開を過ぎると一気に面白くなります。
テンプレ復讐譚かと思ったらまったくそうではなく、主人公の透晴が力を手に入れ、その有り余る大きな器でたくさんの人と絆を結んで世界を救おうとする話です。(まだ全然途中ですが)
そんなわけで主人公は最悪の環境で生きてきたにもかかわらず、芯が強くて優しさや思い遣りを失くしていない稀有な存在です。ザマァされるかと思っていた弟(血の繋がりはない)とも最期には和解しますし、心底クズなキャラが少ないので快適に読めます。
扉や門の謎、世界を管理する謎の存在、と設定もかなりきちんと作られている印象です。トップランカーの人たちも全員とても善人だから安心。他のキャラも、初登場時は微妙でも段々好きになっていくと思います。
私の推しは4巻表紙の敷島さん!トップランカーで戦闘力◎、頭が超良い参謀タイプ、めちゃめちゃ面倒見が良くて情が深い、度胸もありまくりでかっこいい、と嫌いになる要素がほぼない先輩です。敷島さんが好きすぎて星を5にしようか迷うレベル。何かあったら続き読めなくなるかも。
フルカラーなのでちょっと高いのが玉に瑕ですが、色が作品の根幹に大いに関わってくるので必要な要素なんだろうなと思います。あと、話が進むにつれてインフレが激しくなるのはこういったタイプの作品は仕方ない面もあるのですが、それにしてもちょっと激しすぎる気も…。敵の存在がチートすぎるんですよね。
どんどん話が大きくなって敵が強くなっても、仲間を絶対に見捨てないし裏切らない、の誓いを胸に戦う主人公。魅力的なキャラがたくさんいて話もしっかりしているので、読んでみて損はないと思います。
私の推しの敷島さんをよろしくお願いします。
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