とみしもさん

百合しか興味無いのに、「ロンガル」作者の樫風先生が好きなので新作を読みました。大神晴は低音ハスキー、鳴宮優雨は作曲オタク。この２人がプロを目指すわけですが、何より人物設定が面白い。私は教員なんだけど、低音ハスキーの人と全く会った事がないし、音楽プロ目指して１年で退学した人が今迄１人だけいたくらい珍しい事なんです。この現実社会に有り得ないからこその作品の面白さに、思わず息を呑みました。また、二人のハグシーンは「ロンガル」を彷彿とさせます。一度手にとって読んでみて下さい。

短編11話（うちロンガル続編3話）と、ロンガルのPS編5話が載っている。１話１話が濃厚で美しく、何度読み返しても読み返し切れない。まさに宝石箱の異名にふさわしく、読者は樫風ワ-ルドの魅力に溺れること間違い無しの逸品である。作者の天才的な構成力と描写力に、底無しの才能を感じているのは私だけなのであろうか。






































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































　

「桜井彩花」は可愛いくて頭も良い、運動神経抜群の学級委員。「本田空」は彩花に恋焦がれる積極的なクールビューティ。彩花は空にキスされて、空を好きになり、空に告白し、空と付き合い、空と同棲する事になる。話の展開に片時も目の離せない、話術の天才樫風先生ならではの面白い作品だ。２人の同棲中の大学生ラブは是非読んでみたいものだ。

「桜井彩花」は運動も成績も性格も顔も良い優等生。「本田空」は中学から彩花を愛する、恋に積極的な茶髪美人。高卒同棲２年目に、互いのピアスを開けて、印を付け合い、大人の愛を刻む２人の動向に目が離せない。話の展開、心理描写の天才樫風先生に再続編を心より願う。

標記の通りこれは、同性愛の女性が繰り広げる青春ドラマである。主な登場人物は今のところ４人いる。第一主人公の「犬塚みわ」は犬のように素直な美人。同じく第一主人公「猿渡冴子」は猿のような世渡り上手。「鷲尾優梨愛」は鷲のように夢に羽ばたく天然。「獅子尾環」は獅子のように強い優等生。私のイチオシは環なのだが、床下手という理由でみわにふられてしまった。環の再登場を願う。

なにより精密で正確な絵柄の美しさに、すっかり見入ってしまった。一言で言うと、キャリア女性同士の年の差LOVEである。ユーモアと恋愛感情の交錯した心理描写は「三浦ワールド」ならではの素晴らしい出来である。年の差こそあれ、魅力的な女性同士の急接近の展開に、息を呑むこと間違いなしである。人を惹きつけて止まない三浦先生の活躍を期待する。

きわどい戦慄の導入から、５分もたたないうちに話に引き込まれました。美しい丁寧な絵柄と、強烈なセリフ、考え抜いた話の展開。あまりの面白さに、人を引き付ける天才「三浦ワールド」の奥深さに驚嘆しました。