氏康北条さん

タイトルから何気なく読んでみましたけどすごく面白いです。ありふれたテンプレであるループ系でもなければ安直な婚約破棄系でもないです。直に全て読んでしまいました。

話の内容と流れは私的には好きです。

ただ終わり方が寸足らずな終わり方でモヤっ！とする。

ちゃんと最後のゴールインまでを描いてほしかったかなと思いますね。
その後のイフの展開で枝分かれして如何ようにも解釈できる内容なら理解できますが、今回の場合はもう終わり方は一つしかないのに何故あそこでブツッと切ったのか分からず残念すぎる。

あと最終話に近づくにつれて絵の質が下がっているというか素人が書いたの！？みたいになってたので絵師とアシスタントのモチベーションが下がってたのかな？と思う感じになってます。


一言。

詰めが甘く残念

長いので読み進めていくうちに主人公の優柔不断さにちょっとイライラしてしまう。
短くテンポよく物語をすすめて早く完結させておけば良かったかなと。

短編であり、その中でストーリーが纏まってるので私としては読みやすくていいかなと。ダラダラと長くなって登場人物が増えて複雑になるってことがなく純粋に主人公二人に感情を込めて読めて最後のハッピーエンドは胸が満たされた感じになりました。

総評としては設定の詰めが甘い感じ

物語設定自体は個人的には好きです。

一番気になったのは転生前の主人公エフタルの人格と転生後のエフタルの人格(という言い方が適切かは分かりませんが。。。)を無理やり同居させて物語を進めてるうえに何の前触れもなく唐突に人格が入れ替わり(言葉遣いが変わる等)、読んでで違和感があり混乱します。
ちなみにこの辺りは漫画においては漫画作者が補正を加えてます。

最初から転生前のエフタルの人格で統一してたら良いのでは？いちいち入れ替わる必要ある？？と思いました。

王都の守りの切り札である精鋭魔術師団が魔法を使えない(と、周りにそう思われている)主人公に一方的に全滅させられているという重大イベントが起きているのに後日談ではその事について何一つ触れられず物語が進んでいく。
私個人としては「希少な魔法使い200人で編成された部隊が突然一人残らず全滅しておいて、そんなことないないだろww」と思う程、ちょっと物語進行上の設定の詰めが甘いかなと。

転生系+なろう系のノリだけで物語が進んでる感じなので主人公が自惚れている人間の鼻っ柱を折り無双するのを見るのが好きな人には向いてるかなと思います。あまり深く考えてはダメな作品ですw

絵が綺麗で登場人物の設定やストーリーが今後の展開への興味をひくような感じで良いと思います。主人公の衣装が毎回違うものになるのですが、とてもお洒落で綺麗かつ可愛いのですね。ただ、1巻の内容は他の方が仰ってるとおり本当に辛いです。。。あまりにも主人公が不憫です。。。