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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

    チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ/くぼたのぞみ

    自縄自縛
    2022年2月1日
    私の中で一番許せないのは性的暴行がそもそも可能である世界と、それを取り巻くありとあらゆる不平等だ。この本の中で枚挙されている個々の事柄も解消されるべく皆が努力すべきだと言う事に異論は無いが、私はどちらかと言うと自らが、無意識にでも何かしらの不平等に起因して居ないかどうか、細心の注意を払い続けるので精一杯だ。顧みてはっとする事もある。システム・法律・社会・文化、諸々に細胞の様に存在する不平等に対して刀を闇雲に振るうより、どの性を持つ人間もそれぞれが自問する事を促す方が効果的では無いかと思うのは安易な考えなのか。
    本文で「男らしさ」も「小さな檻」だと評した著者が、巻末に「男もフェミニストであるべき」好例として自らの弟を「とても男らしい」と紹介するのは自縄自縛なのでは?
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  • ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方

    能勢博

    体の仕組みの理解が継続に繋がる
    2022年1月19日
    「ずくなし」遺伝子と言う言葉の響きが可愛かった!のだが、それを読後に見つけようとすると苦労する。電子書籍なので目次は章だけで無く、出来れば節・項迄細かく入れて欲しかった。
    が、これが苦言の上限。健康法の本に有り勝ちな「体験者談」「宣伝」は殆ど無いに等しい代わり、運動に関する体の仕組みを文系の私でもぎりぎり付いて行ける様に図解や表も多用して説明されている。ある側面を説明するのに、以前説明された事柄が再び引用される事はあるが、それを参照するのにも細かな目次があると便利だと思う。今迄読んだ健康法関連の本の殆どは、推しの理由がほぼ上澄みで終わって居たのに比べると、「体の仕組みを説く姿勢」に貫かれて居て、これは何度も読み返して学び込みたいと思った稀有な本だ。実は「インターバル速歩」の正しいやり方を知りたかっただけなのだが。彼等が開発したアプリ等の使えない海外でも正しく実践出来る様に、中/高強度の最適心拍数の計算式等があれば、普通のスマホの運動アプリでも出来るので至れり尽くせりだったかも知れない。
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  • 皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

    原武史/三浦しをん

    天皇制に就いて知らな過ぎたと少し反省
    2021年12月24日
    しをんさんが原さんにツッコミを入れて居る様子が手に取れる様だ。原さんの極端なオタクぶりを彼女が面白がりつつ、彼の膨大な知識(鉄道・団地…も)の中で彼女の直球を投げまくり、その球の縦横無尽の動きをご両人が楽しんで居らっしゃる。今迄余りに天皇制に就いて無関心過ぎたかなと少し反省。
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  • 美どらま 日本美術史ナナメ読み

    真船きょうこ

    さらっと読めます。
    2021年12月19日
    ざっと日本美術史の流れを知りたい時は助かる。作品が作られた背景や動機、製作者の意図と全く明後日の方向で受け取られる事もあると言う側面等を、幾つかの時代を切り取り漫画で取り上げる事に依って「美術」を個々人の身に近づけている。Wikipediaより詳しくは無いが、それぞれの時代の代表作も少しずつ列挙されて居るので自ら参照すれば良い。買って良かった。
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  • 彼女と彼女の猫

    新海誠/山口つばさ

    しみじみ。
    2021年11月27日
    ブルーピリオドを読んでから絵への接し方が明らかに変わって来ているのが自分でもわかる。「主役から四隅へ」…このワクワク感が頁をめくる度に襲って来る。最近「一度きりの大泉の話」を読んだばかりで、原作と作画の関係性も興味深かった。普段なら珈琲だけど、今日はハーブティーと言うタイミングで、又再読したい。