フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
6
いいねGET
6
いいね
1
レビュー
今月(5月1日~5月31日)
レビュー数0件
いいねGET0件
シーモア島


投稿レビュー
-
へっ?2023年7月20日これまでの朝丘戻作品、特に「アニパー」のシリーズの根底に流れる溺愛+いちゃいちゃの多幸感のおかげで、あたかも幸せのお裾分けをいただいたかのような心地よい読後感、一途に思いつづける気持ちの熱量、尊さに、クセになったように「もっと、もっと」と、間を開けず次々に読んでいました。
レビューを見ずに、この作品も単にシリーズだからと購入し読み進めました。作者が何らかの意図をもって書かれたことはわからないではないです。が、如何せんやるせない。
永遠なんてものは存在しないんだ!現実は生半可じゃない!と、誰でも必ずぶつかる真理を提起したのだろうと思いますが、敢えてこのエンディングにしなければならなかったのか疑問に思ってしまいます。
私見ですが、純文学作品でも哲学書でもなくラノベですよね。望まれる形はエンターテイメントじゃないのでしょうか。辛い現実からの逃避の為に没頭し読みふけっていた身としてはハッピーエンドを読みたかった。
読後にレビューを読んだところ賛否両論あるようですが、私の今の思いは後悔です。正直、知りたくなかった。誰一人として欠けることなく大団円且つ希望溢れるエンディングが読みたかった私は甘ちゃんなのでしょう。
過去の朝丘戻作品を否定する気持ち微塵もありません。変わらず朝丘作品は大好きですが、突然降って湧いたような死にショックが大きくて呼吸すら苦しくなるような虚無感でした。切なすぎました。 -
ただ、ただほのぼの2023年7月16日最初から、ふわふわ、ほのぼのの雰囲気で癒されます。読後感も良く、何度も何度も繰り返し読んでしまうほどです。誠実な2人のお互いを労わり合う会話と醸し出す甘い雰囲気が好きです。
いいね
0件 -
余韻にすら心を揺さぶられる2023年6月21日ラノベを読み始めて早い段階で安西リカさんの作品に出会ったことは幸運でした。まだ全てを読んだ訳ではありませんが、総じて中身が濃いと思っています。
特に、この作品は感情の振り幅が激しくて、胸が苦しいほどの切さな、心優しい人たちの温もり、心の痛み、身体の痛みの辛さ、点と点が繋がった驚き、場面場面で翻弄されます。
読後ですら、余韻に気持ちが揺さぶられています。
性的な意味ではなく感情的な意味で完全に心をかき乱されました。
手にとって読んでいただきたい。
安穏な日々にスパイスのようなピリッとした刺激を受け、また明日が楽しみになると思います。
もう一度、じっくり読みたくなります。
オススメです。