このレビューはネタバレを含みます▼
完結まで読みましたが、まず大団円やハピエン、メインの人物達のMAX幸せラブラブ展開を願う方には絶対におすすめできません。
私は不遇な中で心を限界まで追い詰められるキャラの姿もそれはそれで楽しめてしまいますが、心の耐久力が高いタイミングで読む方がいいです…。
かなり後半…というか、ほぼ終盤にならないとハリドや皇帝への復讐ターンはありません。
真実が明らかになるまでは本当にノックスの境遇も扱いも不遇、不幸、理不尽続きです。
時々ハリドがノックスへの情を見せたりもしますが、それ以上にひどい仕打ちが多すぎてあまり救いには感じません…本当にノックスが限界の限界まで追い詰められ壊される姿が終盤までずっと続きます。
真実が明らかになっても、ノックスの心は時既に遅しで、ほぼ壊れてしまっていて病んでいます。
ハリドと皇帝は贖罪しようとする姿が見えますが、ハリドはともかく皇帝はその後もチャンスがあれば懲りずにノックスに対して関係を求めてきたり、皇帝が100%反省の色を見せることは終始ありませんでした。
対してハリドはノックスが飛び降りてからというもの彼を失うことが何よりも恐ろしく、本当にノックスの望みは反逆であろうと叶えようとするし彼のためなら単身破滅の道も進まん勢いです。
そんなハリドにノックスがかつての愛情を向けることはもはやなく、本当に最後まで彼も愛も否定します。
ああもう、かつてハリドからの愛を受け、愛を信じて生きていたノックスはいないのだな…と思わされました。
意見は別れるでしょうが、印象としてはかなりメリバ寄りな気がします。
個人的には、あんな形ですがハリドがノックスのもとに収まったことは嬉しかったです。
ハリドはノックスへの愛だけ抱えて地獄に落ちるんだね…。