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今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • いつか晴れたら―When It’s Sunny―

    界うさ

    切ないけど温かい
    ネタバレ
    2025年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ニューヨーク・フォーサムで、エリックが書いた本の内容を詳しく知れて、更に感動が深まりました!16歳のエリックのひと夏の恋。母親の恋人ヴィダルと過ごしたのはたった2週間、でもエリックは彼をずっと好きだった。ヴィダルも死を目前にして、二人であの夏過ごした同じ湖の辺りにあるホテルに居て、言葉にはしなくても彼も同じ気持ちだったことが伺える。17年の歳月が流れて、ようやく再会できた二人の気持ちを考えると、もう涙が止まらなくなりました。すごく切ないけど、心が温かくなるストーリーです。
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  • ニューヨーク・フォーサム

    界うさ

    心に沁みる物語
    ネタバレ
    2025年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アンヘルはエリックの書いた本を読んで、母親にカミングアウトする勇気をもらった。普通に女性と結婚して子供を作れば、母親や周囲の人々を安心させられると分かっていても、エリックの書いた小説のように自分の心に正直に生きて、男性同士でも心から愛する人と一緒にいたいと思ったからだ。反対に自分の性的嗜好を無視して、子供を作った責任を取る形でエマと結婚したマイケルは、社会的な成功は収めているが、幸せな結婚生活を送れず最後は離婚する。人生に楽な道なんて無くて、大変そうでもアンヘルのように勇気を出して自分の本当に進みたい道を選んだ人が幸せを掴むのだ。アメリカのLGBT事情や、家族に恵まれなかったエリックが年上の男性のヴィダルやマイケルに父親を求める心理描写など、とても上手に表現されていて感情移入して泣きました。ボストンでの学生時代を思い出しながら、懐かしい気持ちで読ませていただきました。
  • 鷹埜巡査は愛され方がわからない

    泉くれは

    ほのぼのしていて好き
    ネタバレ
    2025年10月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正しい心根を持って真面目に頑張っている人が最後は報われる、という話が好きだ。主人公の鷹埜巡査は、本当はゲイで傷付きやすい性格なのに、人を助けたいという強い思いから警察官として働いている時はまるで別人のように堂々としている。超イケメンの後輩相馬に告白されても、自分の容姿に自信のない鷹埜はなかなか受け入れられないが、ルックスにコンプレックスのない相馬だからこそ人を見た目で判断せず、内面の美しい鷹埜を好きになったのだと思う。過去に鷹埜が偶然相馬と出会っていていて、それがその後の彼の人生を左右するきっかけとなったと分かって泣いた時に、私も泣きました。たくさん勇気をもらったほのぼのとした心温まるストーリー。
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  • 運命の番じゃないなら今夜だけ【タテヨミ】

    綾瀬まの

    αもβもΩも皆んな幸せになれて良かった
    ネタバレ
    2025年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が辛い過去を抱えながらも、明るく直向きに頑張っている姿がとても好印象でした。Ωの葉月とαの上條が結ばれることで、それまでタブー視されていた第二次性の垣根を超えて皆が一つになっていく様子は見ていて心が温かくなりました。これはオメガバースの世界のお話ですが、人種差別や不妊など実際の私たちの生活にも通じる奥の深いストーリーだと思います。葉月がヒートが来なくなって妊娠できないかもと焦っていた時、私も子供ができなくて自分の存在意義が分からなくなった時ひたすら料理を頑張っていたことを思い出しました。結局私はダメでしたが、葉月は子供にも恵まれ幸せになれて本当に良かったです。最終回は嬉しくて涙が止まりませんでした。
  • DKとヤクザ

    猫川たら子

    重いテーマもあっさりと表現されてる
    2025年9月27日
    話の展開が早く、また主人公の咲やヤクザの組長の一己の辛い生い立ちもあまり深く掘り下げ過ぎないので、全体的に明るいストリーになっています。私としてはもう少しゆっくりと進んで欲しいですが、あっさりとした感じで表現されているので、泣いたりもせず軽い気持ちで楽しめたのは良かったです。イケメンな一己にやきもちを焼く咲の様子が可愛らしくて、思わず引き込まれます。親に恵まれなかった二人が、お互いを深い愛情で求め合い、心の隙間を満たしていく様子を見ているとホッとします。星マイナス1なのは、ストーリーにもう少し深みが欲しいと感じるからです。でもテンポ良く話は進むので、飽きずに読めるのでオススメです。
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  • 水辺の夜【タテヨミ】

    euja

    心に響く物語
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ヤクザのテジュが、父親の借金を押し付けられたイヒョンと出会い恋に落ちる物語。自分勝手でクズだったテジュが、年の離れた弟を必死に守ろうとするイヒョンの事がつい気になり本気で愛するにつれて、どんどんと良い人間に変わっていく様子を見るのが楽しかったです。ずっとテジュを嫌っていたイヒョンも、最後は知らないうちにテジュの事をいつも考えている事に気がつき、ハッピーエンドだったのでホッとしました。外伝では、その後の2人の幸せな様子が見られ、楽しく読ませてもらっています。タイトル水辺の夜は、夜になると海と空の境目が無くなるように、2人の心が一つになる事を意味しているのかな?とても美しい感動的な物語でした。
  • 相反するカンケイ【タテヨミ】

    Oryu

    人を愛する本当の意味を知る物語
    ネタバレ
    2025年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画でこんなに感動したことは、今までにありませんでした。性格が真反対のウンタクとドジェ。二人が惹かれ合いながらもぶつかって、何度諦めかけてもまたお互いを理解しようと近づいていく様子に、これが愛なんだなとしみじみ思い、涙しながら読みました。どんなに愛し合っていても、別々の人間だから完全に考え方が一緒になることは難しい、でもお互いを理解しようという気持ちさえあればそれで十分なのだと、作者Oryuさんの優しいメッセージが込められています。またゲイであることを受け入れてくれるドジェのお母さんや友人のホジンの存在もとても温かく、カミングアウトを恐れるウンタクの心の変化も絶妙に描かれていて、同性愛に悩む人にもぜひ読んでもらいたい物語です。
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  • 拈華を待っていた 【雑誌掲載版】

    吾瀬わぎもこ

    人は1人では生きて行けないから
    ネタバレ
    2025年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人の死で、残された2人がお互いの心の傷を癒すように惹かれあっていく様子に、つい涙してしまいます。意地っ張りで繊細な唯真さんを、年下だけど大らかな愛で包み込む田鍋さん。2人とも男性同士のお付き合いは初めてで、戸惑いながらも微笑ましいやり取りに心が暖かくなる物語‥こんなカップルが現実にもいそうで、感情移入しやすいです。大好きだった羣司さんに、どうしても好きだと伝えられなかった唯真さん。相手がゲイじゃないから、伝えれば相手の重荷になってしまうと分かっていたから。そんな唯真さんの心の奥の悲しみを、田鍋さんは太陽のように明るい光で照らしていく。今後の2人の行く末が、とても楽しみです。
  • ホタルの嫁入り【単話】

    橘オレコ

    愛することの素晴らしさと難しさ
    ネタバレ
    2025年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長くは生きられないと分かっている主人公が恋に落ちたのは、彼女の命を救ってくれた殺し屋。家柄の良い紗都子に対して、進平はとても貧しい生い立ちで、殺し屋も生活の為にやっています。進平の心の闇は深く、紗都子はその狂気に怯えながらも、彼を信じて愛し続けようとします。やがて進平の心にも変化が現れ、もう人を殺めないと紗都子と約束したのに、父親に連れ戻された紗都子が別の男と結婚すると知り正気を失いまた人を殺してしまうことに‥普通に考えたら、そんな危険な男はやめて地位も名誉もあり紗都子を大切にしてくれる結婚相手を選んだ方が賢明な判断と言えますが、命が短いなら打算的ではなく本当に好きな人と結ばれたいのでしょう。人を愛することや真の幸せについて深く考えさせられる物語です。
  • その記憶の先に~秘密の花の香り~【タテヨミ】

    Oneulbom/studio Malangs

    優しい気持ちになれる物語
    2025年9月13日
    今までオメガやアルファというBLの架空の世界観に馴染めずにいましたが、この物語はなぜかスッと受け入れらえました。主人公(オメガ)とその婚約者(アルファ)のやり取りが優しさに溢れていて、うっとりとしてしまいます。主人公は覚えていないようですが、婚約者の意味深な発言から、二人が過去にどんな接点があったのかとても気なります。絵もとても綺麗です。他の作者さんですが、「春、君に染まる」に登場するヒョンウと、この物語に登場する婚約者のイドの顔が、時々似ていてハッとします。韓国人のハンサムな方はこういう感じが多いのでしょうか?ストーリーの進展は遅めですが、フワッとした優しい雰囲気が好きな方にはお勧めです。
  • 異邦人(フルカラー)

    CHUB/鮮明

    どんどん物語に引き込まれていく
    2025年9月6日
    最初はスローな話の展開にやや物足りなさを感じていましたが、二人の関係が深まるにつれて、物語にどんどんと引き込まれていき、今では次の新刊が待ち遠しくて仕方がありません。こんな攻めと受けのタイプは初めてで最初は混乱しましたが、検事さんの碧君への愛があまりにも深くて、毎回感動しっぱなしです。
  • 春、君に染まる【タテヨミ】

    Chepali/Jorge P

    感動の名作!!
    2025年8月4日
    何度も読んで、その度に涙が出て止まらなくなりました。同性愛の難しさをリアルに感じられる作品で、素直に好きと言えずにすれ違い、世間体や親族との関係について主人公が葛藤する様子に胸が詰まり、それでもお互いを想いあう2人の心の絆の強さに感動が止まりませんでした。この作品から、人を愛することの意味を学んだ気がします。私は結婚をしていますが、子供が産めなくて、よく夫や両親に申し訳なく思っているせいか、同性カップルの葛藤が一部自分と重なるところがありました。原作の小説を読んでみたくなりましたが、韓国語の物しか見つからず残念です。せめて英語に翻訳されている物があれば、辞書を引きながらでも読むのに‥Chepaliさんの他の作品も読んでみたくなりました。