このレビューはネタバレを含みます▼
評価下げてしまって申し訳ないですが、本音をぶちまけさせていただきたい!
6巻まで読みましたが、残念でしかありません。
丁寧な情景、心理描写と確かな文章力で読ませる力のある作家さんなのだな、と楽しみに読ませていただいていたんです。
ですが、巻を追うごとに丁寧というよりくどい、同じ様な心理描写が続き読むのが苦痛になってきました。
恋愛的な要素は気持ちが動かないと進展が望めないと思うのですが、主人公の性格や生い立ちやらで遅々として進まないストーリーにもどかしさしかないです。
メインである恋愛要素が進まないのに、6巻では新しいキャラやら新たなきな臭い要素が多すぎて読むのが苦痛でした。
この作品だけでは無いですが、最近の出版社の売りかたなのか、様々な特典を付けて同じものの複数購入を煽るやり方も苦手で、12月に発売予定の短編集の内容が様々付けてきた特典ssと書き下ろし中編とのことで、本編の終わりが見えない中、決して悪いことでは無いですが、売り上げや利益しか考えて無いのかと辟易してしまいました。
売り上げが良くないと次巻が出せないのだと言われてしまえば売り上げに少しでも貢献して、作家さんの創作の糧になればという気持ちはあるのですが、憤りも感じてしまって、モヤるのです。
こんなアンチ的なコメントをしていますが、この物語を最後まで描き切っていただきたいと切に願っています。