このレビューはネタバレを含みます▼
広告を見て一気に購入しました
読後感としては、確かに主要人物の三人は善人過ぎる面があり
海根さんの母親も、非現実な事に理解があり過ぎるものの
「漫画なら、そんなキャラがいたって良いよね
今、現実で苦しんでる人がいるならば、この三人は架空の人物とはいえ、ある意味救いがある」
と思えるものかも知れません
個人的には、火賀君がいなければ
このエンドは迎えられなかった&あゆみちゃんの精神が崩壊しなかったキーパーソンなだけに
火賀君と付き合う結末でないのは肩透かしな気がしましたが
これはこれで、少女漫画にありがちな展開とは違っていて良かったかも…
(ストーリーの構成からすると
作者さんは元々、少女漫画のジャンルじゃないものを書きたい方なのかな?という気もしました)
火賀君が、あゆみちゃんに向けていたのは人間愛
しろちゃんが、あゆみちゃんに向けていたのは無償の愛
で、そのどちらも美しいけど、最終的にあゆみちゃんがしろちゃんを選らんだ理由は
【死と、他人に恋人を任せる覚悟を一人で決めて
その為には、自分はどうなっても良い】
という、部分を見たからなのかな…と思いました
基本的に読後感はスッキリするので
個人的には、読んで良かった漫画だと思います