このレビューはネタバレを含みます▼
家族の形、愛の形、誰が被害者で加害者だったのか。不幸がどこからやってくるのか、幸せがどこからやってくるのか、少なくとも由美子ちゃんを救ったのはママだったのかもしれない。それが例え失ったものの代わりとしての代理行動だったとしても。結婚は簡単に出来ても本当の家族になれるのは1番難しいのかもしれないですね。結婚は幸せの絶頂期、その後の苦労を一緒に乗り越える器量が互いに必要なのかもしれないですね。結婚前にそれを見極める目利きも必要なんだろうなと思いました。
箱の中の男の存在以外はきっとどこにでもある家族風景なんだと思う。そして、箱の中の男のような奇怪な部分が世間の目の届かない所に現実でも身を潜めて、どこかで存在しているというであろう事に身の毛もよだつ思いをしました。自身が恐怖したのはママの行動ではなく箱の中に入れなくてはならない男と箱を作った男の身勝手さです。とても良く構成されたお話でした。