gibbousさん

エミリーもシュラもちょっと心が迷子になって、はざま丘にたどり着いて、妖精や周りの人とのふれあいから少しずつ自分と向き合っていくという内容の物語です。
作者さんの書く物語が好きで、特に登場人物がすごく魅力的で好きです。読んでいて心がほっこりしたり、考えさせられたり。人はたくさんの人との繋がりで生きているんだなぁって、改めて思わせてくれます。

完結、嬉しいような寂しいような。
ずっと見守ってきた二人の結末はドタバタしていたけれど、二人らしい晴れやかなハッピーエンドでした。
なかなか進まない関係もムズキュンだったし、周りの登場人物はどの人物も魅力的で丁寧に描かれているので、推しも萌えもお手のもの。
完結しちゃったら、楽しみが・・・(T0T)
新たな推しと萌えを探さないと。
二人の結婚生活、殿下の恋の行方、これからの波瀾万丈いろいろもあったら良いのにな。
マリエル・フロベールの結婚って続き出ないかなぁ。

人との別れは突然です。
出産は時間をかけて迎え入れる準備をするのに対して、別れはいつ訪れるか分かりません。震災を経験したからか尚更そう思います。その時にどのように向き合うのかを考えさせられました。家族、親族、友人、知人、相手が誰であろうと悲しくない別れはありません。そんな時に自分はどう向き合ってどう乗り越えるのか。そして、悲しんでいる遺族にどう寄り添えるのか。
遺された者は葬儀をすることで、前を向き明日を生きるための心の準備をするのではないでしょうか。
この作品を読んで自分だったらとたくさん考えさせられる良い作品だと思いました。たくさんの人に読んで欲しいです。

前作が大好きで何度も読み返していました。続きが読めるのは、何よりも幸せです。絵の感じがちょっと変わっていましたが、そんなのは気にならないくらい楽しく、またエディとフィリミナの二人がみれると思うとワクワクします。二巻が出るまでまた前作から読み返したいと思います😊

主人公のとり子の性格がスカッとしていて気持ちが良い。自分に自信があって、言いたい事は素直に言って、あんな風に生きられたら良いなぁと思う。男にも女にも正面から向き合ってケンカ出来るような、あんな性格になれるならなりたい。
自分勝手でわがまま美人なとり子が人助けをしているうちに、情に厚く涙もろく人の心に寄り添うように変わっていって、美人で人情味があるなんてこんな女に惚れない人はいないと思う。
どんな人でも、人って出会いを通して成長するんだと学びました。

この作者の作品が大好きなので、間違いなく面白いだろうと思ったけど、私的には期待以上でした。
大好きな作品がまた増えて嬉しい。

願わくは、最期の最期の時まで最愛の人と二人幸せに・・・ですかね。