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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 元、落ちこぼれ公爵令嬢です。【電子版限定書き下ろしSS付】

    一分咲/眠介

    こんなのあり?
    ネタバレ
    2021年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こんな終わり方ってない!と衝撃を受け、しばし呆然。次第に納得いかない点が次々と頭に浮かんできて、いつもはしないレビューを書きにきました。
    漫画の広告で興味を持ち、完結している原作を読みに来ました。導入からしばらくは面白く読んでいましたが、現代?の描写が出てきて、あれっと違和感を覚えてから、徐々に構成の破綻が目につくように。乙女ゲームの転生ものなら最初に言っといてほしかった。こっちは単なる異世界ファンタジーと思ってたし。後出しする意味もそもそも転生ものにする理由もない。壊れた両国関係をリセットしないといけないし、異母妹の再教育もしないとだし、ゲームのセーブポイントからやり直しまーす、ハッピーエンドまでのルートも把握してあるから、そっちの未来で会いましょうねってあんまりです。やり直すんだろうなって思ってたけど、そこを描かず終わりにするって拍子抜け。結構な時間かけてたどり着いた結果がこれですか…読者馬鹿にしてませんか。ドンデン返しを狙っているにしても大失敗ですね。
    魔力の表現にも疑問点が。異母妹が家族や王子、さらに王様まで操って、それを国内の誰も気付いてないの、なんで?もはや反逆罪でしょ。加護はかけてないの?異母妹と力が同じレベルのおばさまは見抜けなかったの?大国側の人たちはすぐ分かってたのに。それに国同士の関係の描き方が軽い。現実なんて知らないですが、こんな簡単にトラブっていいの?
    いくらファンタジーでも、論理的な破綻や違和感が多すぎて、よくこんだけ高い値段つけて一般市場に出せたなと思います。読みやすく、きれいな文章である分、展開のほころびがめだち、作品全体の価値が低く感じました。
    もし続きがあるなら、今回の矛盾がすべて伏線だったというくらいの解決編を期待します。読みませんが。
    辛口で、面白く読まれた方には申し訳ないです。でも、自分が感じた衝撃をちょっとは柔らかく書いたつもりです。最低評価の星一つに、結末への覚悟が足りなかった自分に戒めとして一つ足して二つ星としました。
  • 時の竜と水の指環

    樹川さとみ/桃栗みかん

    色あせないファンタジー名作
    ネタバレ
    2019年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 二十数年前の出版当時に手にして以来、繰り返し読んだ大好きな小説。電子版を見かけて思わず購入しました。
    性別を偽って森に住んでいた薬師の女の子が、騎士に都会に連れ出されるところから始まる物語。魔法で少し大人になった女の子と騎士さまが出会う場面は最高。お気に入りです。また一度は手放してしまった騎士さまが、女の子を取り戻そうと竜と闘うシーンもいいですね。
    騎士と美女と魔法と竜と…、大風呂敷で回収不能になりそうなくらいファンタジー要素盛りだくさんですが、さすが上手くまとめてあります。シリアスなシーンの印象が強かったのですが、改めて読んでみると、コメディな場面も多く、騎士さまの朴念仁さが強調されてるなと思いました(笑)。シリアスとコメディのバランスの良さが、何回読んでもあきない読み応えにつながってるんでしょうね。
    あと、イラストが桃栗みかん先生なのもおススメポイントです。