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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 蛍火艶夜

    amase

    作者様が散りばめたピースを一生懸命拾う
    ネタバレ
    2025年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話で全て読みましたが、特典描き下ろしを読みたくてこちらも購入。結果、描き下ろしを読まないとこの物語は終わらない。迷っている方はぜひ単行本版をオススメします。

    作者様、多くを語らずモノローグもほとんどないので
    わからないところを何度も読み返しました。

    淀野のお話で現れる柚子はシズマのお姉さんの娘(シズマの姪)でシズマによく似ている。
    柚子のお家のご先祖の遺影にシズマが飾られていた。
    八木の息子の正雄くんは若い頃の八木によく似ている。
    八木は淀野と会って、シズマの実家がおそらく静岡で、シズマによく似た姪がいることを知った。
    八木は正雄に静岡に一緒に行って欲しいと言っている。
    それは八木が柚子と正雄を引き合わせたいからなのかな。シズマを先に逝かせてしまい一緒になれなかった自分達の想いを子ども達に継いで欲しいと思っているのかな。
    でも柚子は部屋の机にファッション雑誌を開いていて、シズマに似て美人。東京に行きたがっているからファッションモデルにでもなるのかな。シズマも写真を撮られるのが好きだったし。
    正雄も淀野のところでカメラの修行を続けるみたいだからモデルとカメラマンとして、2人は出会う運命なのかも。
    よく考えると全てのお話の中でヤギ×シズだけが心の上でもメリバ結末になっていないから
    子ども達の出会いで2人が叶えられなかった心の成就をしかも何の障害もなく、誰に咎められるカタチでもなく遂げさせてあげよう
    という作者様の素敵な計らいなのではと思いました。
    淀野はかわいそうだけどね。

    あと、20年後のお話の終わりの頃に出てくる、正雄が他の2人の子と食事をしているシーン、そこに出てくる男性が誰なのかどうしてもわからなくて。わかる方のレビューを待っています。

    面白かったものは完結しても「その後どうなったんだろう」とか「もしこうだったら」と考えることがよくあるけど、この作品はちゃんと作者様が「その後」と「もし」を描いて下さっていて、本当に読者の事をよく考えて下さっています!
    そう考えると1番好きなお話の
    坂ノ上×伴の2人は「その後」はなく、そっとしておいてあげたいよなって思いました。(表紙裏、たまらなくいい♡)
    素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 瓜を破る【単話版】

    板倉梓

    丁寧な心理描写で引き込まれる
    ネタバレ
    2023年7月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 広告から気になって無料分から引き込まれ、配信分全て購入しました。ゆるめの絵柄に完全に油断していました!心理描写がとても丁寧で不自然な展開もなく、主人公たちがはじめての大人の恋愛に躊躇し、葛藤し、ときに自分の気持ちに正直に踏み出していく姿に引き込まれました。彼の家に行った夜にお互いの正直な気持ちを告白したところは、自分も泣いてしまいました。
    誠実で正直な2人不器用に少しずつ距離を縮めていくのも、すごくムズムズしながら応援したい気持ちになります。これから仕事や将来の事を悩んですれ違いがありそうな展開でドキドキします。
    主人公の周辺の人達のストーリーも心の動きが丁寧に描かれていてとてもリアルなものに感じました。本当に購入してよかった。続きが楽しみすぎる作品です。
  • 自転車屋さんの高橋くん 分冊版

    松虫あられ

    想像以上に繊細な作品
    ネタバレ
    2022年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料から全巻購入してしまいました。
    失礼ながら、、絵柄やタッチからは全く想像していなかった
    繊細な作品でした。
    遼平くんとの出会いから少しずつ変わっていくともちゃんと
    問題を抱えた人々の心を、寄り添うことで少しだけ解く物語。
    どこかの男女のよくあるお話なのかもしれない。
    でも登場人物の気持ちがとても丁寧に描かれていて
    だからこそ、すぐそばにいる友達のような気持ちで読み進める事ができました。
    本当に本当にいい意味で裏切られた素晴らしい作品です。
    早く続きが読みたい。

    ドラマ化も一瞬よぎったけど、このお話はドラマじゃ伝えられないだろうなと思った、