このレビューはネタバレを含みます▼
6巻まで読んで、吹部出身、合奏で同じとこばっかで眠くなっちゃったり、パート練テストで燃えたり、コンクール当日の早朝の雰囲気だったり、あ〜あったな辛かったけど楽しかったな〜って気持ちを思い出させてくれました。
つばさや登場人物の心情描写もとても丁寧で、繊細だし、右往左往するけど、傷付きながらも芯をもって成長していくつばさに何度も涙。
河原先生の作品は本当に世界が生きていて、心にきゅうとくるものばかりで大好きです。
ただもう本当に一個だけ、個人的に一個だけ許せなかったのは、森先輩が辞めると言い出した時の、春日先輩の態度。
ビンタする相手違くなあい???そこまで慮るのはつばさの役割じゃなくあなたでは?気付いてたなら尚更!
謝罪も無いし、皆仲間を大切に想ってるのは一緒。
最後はつばさの気持ちが周りを動かして、良い形に収まったけど、私はつばさが一度でも「私が悪かったんだ」と、春日先輩に言わなかったことを全面的に自分だけ悪役にして飲み込んだことが許せなかった。
高校生って年齢や、全国常連の部活だからこそ、それぞれががむしゃらで、思う信念や、こうあるべきって形がぶつかるんだと思うし、それをこんなに瑞々しく描く河原先生って本当にすごい。
続き読んできます!