【フルカラー】今夜、夫交換しませんか?~レス夫と肉食夫~
入江ナツ
このレビューはネタバレを含みます▼
ほぼ予想通りの終わり方でした。一花が自立して強くなったのは良かったです。これは予想してましたが。でもせめて最後は数年後とかで一花に背を向けて寝ない、お互いを認め合える素敵な恋人がいると匂わせるような絵もほしかったです。正直、離婚をすすめるばかりだった元シェアハウス男の登場とかよりも…。そして、何より柊!!なんやねん!何が賭けてたや!見つけてもらう気ありな待ち伏せしてるやん!やっぱり気があったんかい!!自分の事情を何も話さないくせに一花に散々執着だけ強く、里希との裏切りも知った上でそれでもやり直していきたいような感じだったのに。結局、途中、同僚女性といい感じになり一花はもういい、みたいになったのでしょう?ある意味気持ちの浮気だし、最後らへんの一花に思わせぶりな様子にもイライラしてしまいました。だから、たとえ体の裏切りをもった一花でもなんだか可哀想に思ってしまったし、結局一花に対してはなんだかんだレスあたりから気持ちは消えてたんやろな、と感じました。EDの原因はあまりよく分からなかったですが、学生時代からの長い付き合いの一花や千紗乃より、若いうぶな同僚に心変わりもあったのでしょう。こちらなら最後までできるんだろうな、と想像してモヤモヤしましたが、結局柊は同僚と恋人や結婚してもまた同じことの繰り返しをしそう。離婚後すぐにぐいぐい行くって、柊ってもっとお堅いイメージもあり、こんなに早く同僚女性に自分から家に誘うとかしないと思っていたのでほんとがっかりで、なんだこいつーって、読んでて思わず口にでてしまいました。離婚理由は同僚女性は関係ないとか言ってましたが、結局ずっと惹かれていたと言ってます…。再構築願ってましたが、柊の離婚後の様子で1ミリも一花に気持ち残していないんだな、いなかったんだなとまたモヤモヤ…。やはり作者はどんな理由があれ、相手にも問題ありだとしても、体の裏切りのあった一花と里希は許せなかったようです。里希は最後全く登場しなかったです。一花と柊の再構築推しでしたので、柊には、せめて離婚後しばらくでも新天地で仕事一筋で頑張り、女の陰とかすぐに見たくなかったので読み終わった後のモヤモヤがすごいです。