どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
セレン/碧貴子/すらだまみ
このレビューはネタバレを含みます▼
後半読んでから前半読み返すと味が濃くなるね……最高のシチュエーションやと思いました……
ライバル令嬢のリーリエちょい本質的な悪属性が見えたり、王太子が喋らなさすぎマジメ(?)すぎ、的なちょいイラポイントはあるものの、物語に登場するキャラクター全員に不快感がないのがかなりいいです。
悪役は悪役として悪いとこありつつそうなる背景も語られて同情的になれるし、本物の悪はキャラ外やし、浮気と婚約破棄もワケありな上にアンジャッシュ+令和では稀に見るクソデカ感情から来るツンデレと、登場人物自体に嫌悪感がない!これはでかい!!
正直Xとかで見る広告は打ち方が悪いと思います、えっちなシーンよりクソデカ感情王太子で売った方がいいんじゃないかと思ったけどネタバレだしな……難しいんだね……
無料お試しを読み、王太子の過去回想読んでから速攻で全巻買い、一日のうちに5回ほど読み返してますが、王子の激重執着ツンデレとプライド激高包容力系令嬢、まだまだ余裕で味する……閉じ込めた部屋の窓に蔦生えるのもなんかいいよね……要するに無自覚気味な愛あるヤンデレが好きなんだな…(性癖の暴露)